auひかりでWiFiルーターを使いたい場合の手順、料金をやさしく解説

auひかりでWiFiルーターを使いたい場合の手順、料金をやさしく解説

自宅の中で自由にWiFiを使えるようになると、とても便利ですよね。このページでは、auひかりで無線LANを使うための手順、それに伴うオプション料金について、分かりやすく解説しています。

auひかりではプラン関係なくWiFiを使える

auひかりはどのプランであってもWiFiを使うことは可能です。WiFiに繋ぐためにはホームゲートウェイという機器が必要になりますが、これは必ずauひかりからレンタルされるものとなっています。

このホームゲートウェイにはあらかじめWiFi機能が内蔵されており、申込みすればどのプランであってもWiFiが使えるようになるということです。

ただし、WiFiを使うには月額550円を支払う必要があり、場合によっては自分で無線LANルーターを購入した方が安くなることもあります。それに関しては後半で詳しく解説していきます。

auひかりで自宅にWiFi環境を作る2つの方法

では、auひかりでWiFi環境を作る方法と手順について解説していきます。

オプションの無線LANサービスを申し込みする場合

まずは、auひかりのホームゲートウェイで接続する方法です。auひかりのホームゲートウェイには元々Wi-Fi機能が搭載されており、それをオプションでオンにすることで繋ぐことができます。このオプションに加入しない限りWi-Fiに繋ぐことはできません。接続手順は非常に簡単です。

①光回線終端装置(ONU)とホームゲートウェイを接続する

光回線終端装置(ONU)とは、インターネットの接続設定に必要な機器のことです。これがないと無線どころか有線ですらインターネットに繋ぐことはできません。これとホームゲートウェイを接続するのですが、LANケーブル1本で繋げるためとくに難しいことはありません。

②無線が使えるようになっているか確認する

ホームゲートウェイの「無線1」「無線2」のランプが点滅しているか確認してみましょう。もし点滅していれば、その時点で無線Wi-Fiが使えるようになっています。

③デバイスでWi-Fiの設定をする

最後にWi-Fiを繋げたいデバイスで設定するだけです。

市販の無線LANルーターを買ってきて接続する場合

では次に、自分で市販の無線ルーターを購入した場合の接続方法について見ていきましょう。

①ホームゲートウェイに買ってきたルーターを繋ぐ

まずは、買ってきたルーターとホームゲートウェイを繋ぎます。ONUとホームゲートウェイに関しては回線設置工事時に専門家の人が設置してくれるのでとくに自分でやることはありません。ホームゲートウェイとルーターはLANケーブルで繋ぐだけなので難しい手順などは必要ないです。

②ブリッジモードにする

Wi-Fiルーターの背面などにあるスイッチを切り替えることで「ブリッジモード」にします。ルーターによっては「APモード」と記載されていることもありますが、同じ機能ですので切り替えて問題ありません。この切り替えによって、すべてのWi-Fi環境が整えられます。

③デバイスでWi-Fiの設定をする

ここまで終われば後はデバイスの方でWi-Fiの設定をするだけです。自分で買うということで難しい設定があると思われがちですが、手順としては非常に簡単になっています。

デバイス側の設定方法

最後に、デバイス側の設定方法も簡単に解説しておきます。

①Wi-Fiの設定画面を開く
これはデバイスごとに違いますが、インターネットの設定やスマホの設定欄にありますので、そちらを開きましょう。

②SSIDを選択する
Wi-Fiの設定画面と開くと自動的にSSIDが表示されます。SSIDとは、そのWi-Fi回線の名称のようなもので、範囲内にあるすべてのWi-Fi回線が表示されます。そのため、自分の回線を見つけ出して選択してみましょう。ルーターなどに「SSID:〇〇〇〇〇」と書かれています。

③アクセスキーの入力
自分のWi-Fiを選択すると「アクセスキー」の入力が求められます。そのWi-Fiに繋げるためのパスワードのようなもので、こちらもルーターなどに記載されています。入力に間違いがなければ、それで接続することが可能です。

無線LANルーターは自分で買う方がお得か?

自宅でWiFiを飛ばす方法は、2パターンあるとお伝えしましたが、オプションに申し込んだ方がお得なパターンと、自分で買った方がお得になるパターンを解説していきます。

オプション加入の方がお得になる場合

auのスマホを使っていて、「auスマートバリュー」に加入している場合は、月額550円のオプション料金がかからないため、わざわざルーターを購入する必要はありません。申込だけすれば無料でWiFiが使えます。

数年前にネット回線の契約をしていて、無線LANに対応していない旧型のルーターを利用されている場合は、公式サイトから最新機種への交換を申し込んでください。

自分で購入した方がお得になる場合

もしauスマートバリューを利用しない場合は、無線LANに対応しているルーターを自分で購入した方が圧倒的にお得になります。無線LANを使うためのオプション料金は550円であり、もし3年使った場合は合計で19,800円になります。

購入するルーターがそれ以下なのであれば、自分で購入した方が安いです。ルーターも高性能なものを選ばない限り2万円近くいくことはありません。初期費用が大きくなってしまいますが、auスマートバリューを利用せず長期的に使うことを考えたら自分で買った方が良いでしょう。

Wi-Fiルーターの選び方

自分でルーターを購入する場合、どのようなルーターにすれば良いのか簡単に解説していきます。注目すべきは以下の4点です。

  • 対応速度は1Gbps以上
  • IPv6 IPoEに対応している
  • ビームフォーミングに対応している
  • 接続台数上限

対応速度は1Gbps以上

auひかりでは多くのコースやプランが存在しています。それぞれ通信速度に最大速度が設定されており、通常における最大速度は「マンションギガ/マンションミニギガ」などの1Gbpsです。そのため、利用するルーターも1Gbps以上に対応していなくては速度が低下してしまいます。とくに無線接続のときに差が大きいです。

現在市販されているルーターは6規格あり、規格が古いほど対応している速度も遅くなります。1Gbps以上に対応しているのは5規格(11ac)からですので、速度に拘るのであればそれ以上を選ぶと良いでしょう。因みに、auひかりには「5ギガコース」や「10ギガコース」もあります。

IPv6 IPoEに対応している

auひかりが採用しているのは「IPv4/IPv6デュアルスタック方式」という通信方法です。これらの違いは簡単に言うと、「ネット回線の混雑を回避できるかできないか」の差となります。混雑しない方式であるIPv6を使えば、どんな時間帯でも安定した通信速度を扱えるということです。

無線接続で利用する場合も含めて、ルーターもIPv6に対応しているものを選びましょう。因みに、auひかりはIPv6がデフォルトで設定されていますので、とくに申請などは必要ありません。

ビームフォーミングに対応している

ビームフォーミング機能とは、Wi-Fi電波をデバイスが受け取りやすくなる機能のことです。Wi-Fiの電波は常に一定ではありません。360°すべての方向に電波が飛んでいるのです。ビームフォーミング機能を使うことで、デバイスとの距離や位置を判別し、適切な電波を送ることができるようになります。

この機能があれば複数の部屋がある一軒家などでも電波が入りやすくなるのです。デバイス側もビームフォーミングに対応してる必要がありますが、iPhone6以降や最近のandroidスマホであれば対応していることが多いです。

接続台数制限

Wi-Fiルーターには、それぞれ接続できる台数の上限が決められています。この上限を超えると速度が急激に落ちたり、そもそも繋がらなくなったりします。とくに多いのが「テレビやテレビゲームも接続していることを忘れている」という点です。

スマホやパソコンだけでなく、このようなデバイスも接続台数に含まれます。そのため、まずは何台くらい接続する予定があるのかを調べてその台数以上に対応していること、できれば2~3台多く余裕を持った方が良いでしょう。

まとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • auひかりはどのプランでも無線Wi-Fiを使うことができる
  • 設定方法もとくに難しい手順はないので初心者でも安心
  • auスマートバリューの加入状況によってレンタルか自分で購入か選ぼう
  • ルーターの選び方は自分の環境によって変えてみる

最近では無線Wi-Fiを利用することが多くなっています。パソコンやスマホだけでなく、ゲーム機などでもWi-Fiを使って通信することが増えました。auひかりはどのプランでも無線Wi-Fiと接続できますし、設定方法も難しい手順はありません。誰でも気軽に使うことができます。

auスマートバリューの加入状況によってレンタルか購入が選ぶ必要はありますが、もしauユーザーなのであればauスマートバリューに加入した方が総合的にお得です。スマホ料金も安くなりますし、ルーターのレンタル代も無料になるのでおすすめです。

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ABOUT著者情報

小田寺 真司

2013年から6年間、通信機器(スマホやインターネット)の営業や販売業務の経験を経て、現在は大手家電量販店のスタッフ様に対してインターネット回線に関する知識研修・補助を行うお仕事をしています。