限界突破WiFiの速度や料金の評判はどうか?口コミを調査してみた

限界突破WiFiの速度や料金の評判はどうか?口コミを調査してみた

モバイルWiFi部門で多くの賞を受賞しているのが「限界突破WiFi」です。顧客満足度も非常に高く、契約しようかなと思ってる人も多いと思います。

このページでは、限界突破WiFiがどういった特徴を持つWiFiなのか、本当におすすめできるWiFiなのか解説していきます。個人的には、資金管理がしやすく使いやすいものの不安要素もそれなりにあるWiFiという印象です。

限界突破WiFiの特徴

対応エリア ソフトバンクauドコモ 契約期間 2年
月額料金 3,850円 速度 高速通信(不明)
初期費用 無料 端末代 無料
月間データ量 実質無制限
(1日10GB)
支払い方法 クレジットカード決済
口座振替(店舗契約のみ)
提供機種 jetfon P6 キャンペーン なし
※料金はすべて税込み

限界突破WiFiは、クラウドSIMのためトリプルキャリアに対応しています。スマホが使える範囲ならほぼ電波は届くので、不自由なく使えるでしょう。

そして限界突破WiFiの特徴とも言えるのが月間のデータ容量で、実質無制限に使うことができます。1日に決められた分だけのデータ容量を消費すると通信制限になってしまいますが、毎日24:00になればリセットされ再び高速通信を行うことができます。1日に10GB以上使わなければ速度が確保されているのは魅力的ですね。

契約期間は2年となっており、最近多くなっている縛りなしプランはありません。初期費用と端末代は現在無料となっており、お得に始めることができます。月額料金は初月の日割りを除き一律3,850円(税込)となっており、契約期間によって価格が変わらないため資金管理がしやすいです。

気になる点としては、通信速度がどのくらい出るのか公式サイトに書かれていない点でしょう。高速通信ということは分かりますが、ハッキリ記載がないのは少し気がかりです。

限界突破WiFiの料金プラン

月額料金 3,850円
初期費用 無料
端末代 無料
契約期間 2年
解約違約金 2年未満 19,800円

限界突破WiFiの料金プランはシンプルで、月額3,850円(税込)の1プランのみとなっています。初月のみ日割り計算になってしまいますが、それ以降は一切価格が変わりません。2年目も3年目もずっと3,850円です。

契約年数によって月額料金が変わるのが苦手な人などは非常におすすめの料金プランとなっています。それに加えて、今であれば初期費用と端末代も必要ないためお得です。

限界突破WiFiのメリットとデメリット

ここからは、限界突破WiFiのメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

メリット

  • 初期費用がいらないため始めやすい
  • データ容量が実質無制限
  • 速度制限の解除が翌日
  • 海外でも使うことができる
  • 店舗契約ができる

初期費用がいらないため始めやすい

限界突破WiFiは初期費用が一切いりません。端末代も無料で使うことができます。オプションの加入も任意で決めることができるため、余計なものに加入しなければ月額料金3,850円で使い続けられるのは大きなポイントです。ずっと定額なので管理がしやすいのも良いですね。

データ容量が実質無制限

限界突破WiFi最大のメリットとも言えるのが、「実質無制限でWiFiを使い続けることができる」という点でしょう。ポケットWiFiの多くは月30GB~100GBほどのデータ容量が決められています。それ以上使ってしまうと制限がかかったり回線停止になったりしますが、限界突破WiFiは月間データ容量が設定されていません。

使い方さえ間違わなければ月に300GBも使えてしまうのです。もちろん速度制限はかかってしまいますが、限界突破WiFiが定めている制限利用料は以下のようになっています。

1日で5GBまで 高速通信
1日で5GB~10GB 快適な通信
1日で10GB以上 128kbpsの低速モード通信

ここで見て分かる通り、1日5GBまでであれば高速通信を行えます。5GBとは、YouTubeの標準画質で約15時間分くらいです。動画視聴だけであれば使い切ることすら難しい量となっています。

もちろん高画質で視聴すれば短くなりますが、それでも十分な量と言えるでしょう。それに加えて、10GBまでであればある程度の速度が保証されているのも安心です。

速度制限の解除が翌日

これも大きなメリットです。「速度制限がかかってしまうと翌月まで解除されない」と聞いたことがあると思いますが、限界突破WiFiは仮に速度制限になってしまったとしても翌日24:00に解除されます。すぐに高速通信が復活するのでストレスもあまり感じないでしょう。

海外でも使うことができる

限界突破WiFiは海外でも使うことができます。他のモバイルWiFiを持っていく必要がないため荷物になりません。それに加えて、海外でも使いやすいように「翻訳アプリ」や「地図アプリ」が内蔵されています。他社ではなかなか見られない珍しいメリットと言えるでしょう。

店舗契約ができる

WiFiの多くはインターネット契約がメインです。その方がキャンペーン内容なども豊富で、家から手軽に申し込めるため人気もあります。しかし、店舗で直接スタッフの話を聞きながら決めたいという人もいるでしょう。そういう人にとっては、限界突破WiFiのように店舗契約できるWiFiはありがたいと思います。

店舗はこちらから確認することが可能です。契約したその日から使えるのも店舗契約のメリットですよ。

デメリット

  • 端末が少し不安視される
  • 端末補償代が少し高め
  • 端末の発送に時間がかかる可能性
  • 支払方法を口座振替にすると手数料がかかる
  • 新しいサービスという不安

端末が少し不安視される

限界突破WiFiが提供している端末は「jetfonP6(OEM製品)」となっています。8台まで同時接続が可能で、バッテリーも15時間ほど保つと言われていますが、口コミなどの評価は余り良くありません。元々はスマホとして作られた製品となっているため、やはりバッテリー持ちや通信速度などを不安視する意見も多いです。

最悪の場合、フリーズや強制シャットダウンのようなトラブルに発展する可能性も予想できます。そして他社の端末にはない大きなデメリットとして、画面が液晶なので落下などの衝撃で割れてしまう可能性があるのです。ヒビ割れは画面全体に広がることもありますし、それが引っ掛かってケガをする可能性もあります。

端末補償代が少し高め

端末が故障した場合、限界突破WiFiの方に弁償しなくてはいけません。そのため、端末補償に加入することをおすすめしたいのですが、他社と比べて端末補償が少し高くなっています。限界突破WiFiの端末補償は月に550円です。

月に550円と書くと安そうに見えますが、それを2年間支払い続けると13,200円になります。そのため、スマホなどをよく故障させる人は加入をおすすめしますが、そうでない人は加入しなくても良いかもしれません。

端末の発送に時間がかかる可能性

限界突破WiFiは端末の発送が遅いと言われています。時期や地域などによっても多少前後すると思いますが、申し込みとしてからおおよそ3日~8日程度くらいです。込み合っている時期だともう少し遅くなる可能性もあります。

即日発送、翌日発送が主流になっているWiFi業界においてこれは大きなデメリットと言えるでしょう。すぐにでも使いたい人は店舗契約も視野に入れた方が良いかもしれません。

支払方法を口座振替にすると手数料がかかる

口座振替で支払いができる珍しいWiFiですが、この口座振替こそ大きなデメリットなのです。まず、口座振替で申し込むためには店舗契約をしなければいけません。近くに店舗があれば問題ないのですが、そうでなければ口座振替を選ぶことすら不可能です。

そして、最も注意すべきなのが「口座振替で申し込むと、手数料として22,000円が必要」という点です。クレジットカード決済であれば手数料はいりませんし、これだと初期費用無料というメリットが消えてしまいます。これは端末の転売防止のためと言われていますが、正直この条件だと口座振替で契約する意味はほとんどないと言えるでしょう。

新しいサービスという不安

限界突破WiFiのサービス開始時期は2019年10月10日です。まだ1年と少ししか経ってないサービスであり、安定した評価などもまだ得られてない状態です。それに加えて、利用規約の掲載が遅かったことや、カスタマーサポートに繋がりにくいといった情報もあるため、サポート体制に不安を感じてしまいます。今後の改善に期待したいところです。

限界突破WiFiを他社と比較したら料金・速度はどう?

会社名 実質の月額料金 契約期間 データ容量 通信速度
限界突破WiFi 3,850円 2年 実質無制限 未公表
docomo ポケットWiFi 8,497円 2年 60GB 988Mbps
Mugen WiFi 3,438円 2年 100GB 150Mbps
THE WiFi 3,327円 2年 100GB 150Mbps
※料金はすべて税込み

限界突破WiFiを他社と比較してみましょう。限界突破WiFiは現状キャンペーンを開催しておらず、最初の入り口としては他社よりも魅力が少ないと感じています。

しかし、料金面に関してはそこまで高いという感じではありません。安さを求めるなら他社の方が良いですが、ずっと一律で3,850円というのは資金管理がしやすいです。

データ容量に関しては実質無制限で使えるためストレスは少ないと思います。ただ、通信速度に関しては余り良い口コミがありません。

公式サイトにも「4G LTEによる高速通信」とは書いているのですが、実際にどのくらい最大で出るかは書いていないのです。そういった点が不安要素になりますので、個人的にはMugen WiFiTHE WiFiなどをおすすめします。

限界突破WiFiのよくある質問Q&A

では最後に、限界突破WiFiによく寄せられる質問をQ&Aという形で紹介していきます。

Q:データの容量制限はある?

限界突破WiFiにデータの容量制限はありません。回線停止などにもなりませんので、実質無制限に通信をすることが可能です。しかし、1日に指定容量を使うと以下のような通信制限がかけられてしまいます。

1日で5GBまで 高速通信
1日で5GB~10GB 下り 4Mbps / 上り 1.0Mbpsの快適なデータ通信
1日で10GB以上 128kbpsの低速モード通信

通信環境によって速度は変わってきますが、概ね上記のような通信速度になります。4G LTE通信であれば動画視聴なども快適に使うこともできますが、4Mbpsになると少し重く感じてしまうでしょう。ツイッターのタイムラインなどであれば問題なく表示されるので安心です。

しかし、128kbpsになるとほとんど通信が行えません。メールの送受信がギリギリ行えるレベルですので、1日に10GB以上は使わないことをおすすめします。

Q:海外で使いたい場合はどうしたらいい?

海外でも限界突破WiFiは使えます。特別新しい契約をする必要もありません。現地で限界突破WiFiの操作を行うだけで快適な通信を行えます。ただし、対応していない国では使えないので注意しましょう。

Q:解約時の違約金はかかる?

限界突破WiFiの契約期間は2年です。もし2年以内に解約した場合は、違約金として19,800円(税込)が発生します。限界突破WiFiの特徴として、更新月が25ヶ月目~27ヶ月目の3ヶ月というものがあります。「今月が更新月だったの忘れていた…」となりにくいです。

最初の更新月の3ヶ月が過ぎてからの途中解約は違約金5,500円(税込)となります。ちなみに、2年契約が終われば次からは1年契約です。つまり「2年契約→3ヶ月の更新月→1年契約→3ヶ月の更新月…」と続いていくような感じになります。

まとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • 限界突破WiFiは月額料金がずっと定額で初期費用もいらないため使いやすい
  • 月間は実質無制限でデータ通信を行うことができる
  • 1日10GB使うと、当日24時までは通信制限がかかる
  • 海外でも使えるように様々な機能が搭載されている
  • すぐにでも使いたい人は店舗契約がおすすめ
  • 通信速度が不明確で、不安などのデメリットもある

限界突破WiFiについてまとめてみました。WiFi業界の中では珍しい実質無制限のデータ容量だったり、料金の定額制だったりと良い部分も多いですが、まだ始まったばかりのサービスということで粗い部分もあるように感じます。

ただ、今後に期待できるWiFiという印象もありますので、定期的に情報を確認してみましょう。

限界突破WiFi公式サイトへ

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ABOUT著者情報

小田寺 真司

2013年から6年間、通信機器(スマホやインターネット)の営業や販売業務の経験を経て、現在は大手家電量販店のスタッフ様に対してインターネット回線に関する知識研修・補助を行うお仕事をしています。