光回線のおすすめWiFiルーターや自分で購入する必要がない光回線まとめ

光回線のおすすめWiFiルーターや自分で購入する必要がない光回線まとめ

光回線を契約して、インターネットを使う準備ができたら次はWi-Fi環境を整える必要があります。

この記事では、自分でWi-Fiルーターを購入しなくてもレンタルできる光回線や自分で購入する際のルーターの選び方などを分かりやすく解説しています。

自分で購入せずとも無料でWi-Fiが使える光回線

回線事業者やプロバイダによってはWi-Fi機能が付いたルーターを無料でレンタルすることもできます。無料でルーターをレンタルできる場合、市販で売っているものより高性能なので、自分で購入する必要は全くありません。

光回線名 ルーター機種名 ルーター利用料金
ドコモ光×ひかりTVショッピング IPoE対応Wi-Fiルーター 無料
ドコモ光×GMOとくとくBB v6プラス対応Wi-Fiルーター 無料
ソフトバンク光×N’sカンパニー BUFFALO WSR-1500AX2S 無料
@nifty光 公式 WRC-1167GS2H-B
WSR-1166DHPL2
HUAWEI WIFI AX2 new
最大25ヶ月間無料
ソフトバンク光×株式会社NEXT WSR-1800AX4S 無料
OCN光×ブロードバンドナビ株式会社 IPoE(IPv4 over IPv6)対応モデル 無料
auひかり公式 BL1000HW
BL900HW
通常550円
*auスマートバリュー加入で無料
So-net光公式 Aterm WG1200HP4(NE) 550円
NURO光 HG8045Q
FG4023B
NSD-G1000T
SGP200W
ZXHN F660T
HG8045j
HG8045D…など
無料
BIGLOBE光 Aterm WG1200HS3
Aterm WG1200HP4
550円
eo光 eo光多機能ルーター 最大12ヶ月間無料
12ヶ月終了後は有線であれば無料、無線であれば毎月105円

このように、多くの回線事業者や代理店がWi-Fiルーターのレンタルを行っています。Wi-Fiルーターではなく、ONUにWi-Fi機能が搭載されていることもあります。

中には月額利用料金がかかったり、無料で借りるにはオプション加入が必須となる会社もありますが、基本的にはお金を払ってでもルーターを借りる方向で考えた方がコスパ的にもいいかなと思います。

Wi-Fiルーターの選び方

契約しようと思っている光回線にWi-Fiルーターのレンタルがなくて、自分で購入する必要がある方向けに、Wi-Fiルーターの選び方のコツを解説していきます。

今すぐおすすめの市販ルーターを見たい場合はこちらをクリックしてください。

間取りが広いかどうか

まずは、部屋の間取りを確認してみましょう。家族で使うのか、それとも一人暮らしで使うのか、一人暮らしとして部屋は何室あるのかなどの、部屋の大きさや数によって適切なWi-Fiルーターが変わってきます。

部屋数が多い場合は、アンテナが付いているタイプのルーターがおすすめです。

接続台数は何台なのか

Wi-Fiルーター1台に対して、何台のデバイスを繋げるのか確認してみましょう。パソコン、スマホ、タブレット、ゲーム機などWi-Fiに繋げられるデバイスは多くあります。

一人暮らしであれば自分のデバイス数だけ確認すれば良いですが、もし家族で使うのであれば家族分もある程度把握しておいた方が選ぶ時に助かります。家族と暮らしている場合は、同時接続台数の上限が多いものを選ぶ方が良いです。

スペックで選ぶ

Wi-Fiルーター選びでスペックは最も重要なポイントです。スペックで注目すべき点としては、以下のようなものがあります。

・本体価格
・転送速度
・IPv6方式対応
・周波数
・セキュリティ機能
・同時接続台数
・アンテナ
Etc…

転送速度

転送速度は「bps」という単位で確認することができます。光回線で「最大速度1Gbps」とよく表現されているため見たことはあると思います。このbpsとは、1秒でどの程度のデータを転送することが可能なのかを表したもので、上記のように1Gbpsだと1秒間に10億ビットのデータ転送ができるということです。

そのため、光回線の最大速度が1GbpsだったとしてもWi-Fiルーターの対応転送速度が100Mbpsでは光回線の速度を体験することはできません。上り、下りともに光回線の転送速度に対応したものにすると良いでしょう。

IPv6方式

光回線には、従来の「IPv4方式」と新しい「IPv6方式」の通信方式があります。簡単に言ってしまうと、IPv4方式は混雑しやすく速度が安定しにくくIPv6方式であれは混雑を回避しやすく速度が安定しやすいという特徴があります。

そのため、IPv6方式の利用をおすすめしますが、Wi-FiルーターもIPv6方式に対応していないと使うことができません。Wi-Fiルーター選びには、このIPv6方式に対応しているかも確認してみましょう。

周波数

Wi-Fiルーターから飛んでいる電波には周波数があります。それぞれ「5GHz」と「2.4GHz」で、それぞれに特徴があります。5GHzはWi-Fi専用の周波数ということもあり、他の家電の周波数に干渉されることが少ないです。その分、壁などの障害物に弱いという特性があります。

一方の2.4GHzは他の周波数が干渉して通信が不安定になりやすいというデメリットがある一方で、壁などの障害物があっても電波が届きやすくなるというメリットもあります。

アンテナタイプ

Wi-Fiルーターのアンテナには、機器の外部にアンテナが設置されているタイプと機器に内蔵されているタイプがあります。外部アンテナは機器自体を動かすことで電波の方向を任意で変更することが可能です。

回線スピードや安定化を優先するなら外部タイプがおすすめです。内蔵タイプは外部タイプより安定性は低いですが、アンテナに引っ掛かったり壊れる心配がないためお子さんがいる家庭におすすめと言えます。

おすすめのWi-Fiルーター

では、パターンごとにおすすめのルーターを紹介していきます。一つ一つ詳しく解説していますので、ルーター選びに悩んでいる人は参考にしてみてくださ。

一人暮らしにおすすめのルーター

メーカー(品番) NEC(WG1200HP4)
参考WEB価格 5,887円(2023年7月時点)
速度 無線:5GHz帯867Mbps+2.4GHz帯300Mbps
有線:1Gbps
無線LAN規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac
IPv6 対応
接続台数 15台

一人暮らしにおすすめのWi-Fiルーター「WG1200HP4」です。このルーターは2020年10月に発売されたもので、高性能なのに発売から少し期間が空いているというだけでコスパに優れています。

家中にWiFiを張り巡らせるメッシュ中継機能や混雑していない周波数に自動で切り替えるバンドステアリング機能など、現在主流となっている性能が多くついています。

5000円台で購入できますので、家電量販店だと定価で販売されている可能性があるため、ネット通販で購入してみてください。

家族住まいにおすすめのルーター

メーカー(品番) バッファロー(WSR-5400AX6S)
参考WEB価格 14,611円(2023年7月時点)
速度 無線:5GHz 4803Mbps+2.4GHz573Mbps
有線:1000Mbps
無線LAN規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
IPv6 対応
接続台数 30台

家族住まいのWi-Fiルーターで重要なのは「多台数通信」に強いかどうかでしょう。WSR-5400AX6Sは多台数通信に強いだけでなく、大容量のデータ通信にも強いため安定した高速通信でインターネットを楽しむことができます。

新Wi-Fi規格「Wi-Fi 6(11ax)」

従来の規格であるWi-Fi 5(11ac)よりも約2.7倍もの高速通信が可能な新規格「Wi-Fi 6(11ax)」を搭載しています。高画質の動画再生や、大容量データのダウンロードもストレスなく行っていくことが可能です。さらに、従来規格のデメリットとして複数台接続する場合、各デバイスに対して順番に通信を行うため待機時間が必要だったのですが、新規格では複数台接続時でも待機時間なくみんなで楽しむことができます。

バンドステアリングLite機能

バンドステアリングLite機能とは、Wi-Fi子機に対する電波強度を判別し、通信速度に優れる5GHzと電波が遠くまで届く2.4GHzを自動的に切り替えてくれる機能のことですどの部屋にいてもストレスなく高速通信を楽しむことができるでしょう。

Wi-Fi EasyMesh™機能

EasyMesh機能を活用すれば、家に設置してある複数のWi-Fi機器をカバーすることが可能です。EasyMeshのセットアップ自体も非常に簡単で、有線かWPSに接続するだけで自動的に完了します。EasyMeshでは、回線速度が不安定になったとしても最適な通信経路を自動的に選択して安定した速度が出るようになります。それに加えて、電波状況が変わっても無線の再接続が容易なため高速ローミングにも適しているのです。

無線だけでなく有線によるメッシュネットワークを構築することもできます。電波が遮断されやすい鉄筋コンクリートで建てられた物件でも問題なく使っていくことが可能です。接続周波数も5GHz・2.4GHzの両方に対応しているため干渉波を回避することもできます。このようにEasyMesh機能は非常に便利なのですが、繋げる機器すべてがEasyMeshに対応していないと使えないため注意しましょう。

高いセキュリティ機能

Wi-Fiルーターだけでなく、家にあるスマート家電もサイバー攻撃から防げるセキュリティソフトを1年間無料で使うことができます。パソコンに保存している重要なデータ、接続している防犯カメラの映像のような個人情報の漏洩が防げますし、コンピューターウイルスやマルウェアの侵入も防いでくれます。他の機器に対するDoS攻撃に対しても有効に働くのも大きなポイントです。無料期間が終了したとしても、有料でライセンス更新も可能となっています。

お子さんのための制限機能

小さなお子さんやインターネットを使い始めたばかりのお子さんがいる家庭では、どうしても「インターネットの使い過ぎ」や「有害サイトへのアクセス」が心配になると思います。そこでおすすめの機能が、「ペアレンタルコントロール機能」です。この機能を使えば、個々の端末ごとに利用できる時間帯を指定することができます。その時間帯以外ではインターネット通信ができなくなるため使い過ぎ防止になります。

それに加えて、有害サイトへのアクセス権も制限することが可能な「フィルタリング機能」も搭載済みです。「i-フィルター for BUFFALO」と呼ばれるサービスで、個別ではなく有害サイトを一括でブロックすることができます。その他にも、「WPA3」というセキュリティにも対応しており、パスワードの不正解読をブロックすることも可能です。このように、セキュリティ機能は非常に高めと言えるでしょう。

IPv6方式にも対応している

高速通信方式である「IPv6方式」にも対応したWi-Fiルーターです。アクセスが集中する夕方以降でも安定した高速通信を行うことができます。もちろん旧方式であるIPv4方式にも対応していますので、いつでも自由に切り替えることも可能です。ただし、IPv6方式を使うためにはプロバイダの方で別途契約する必要があります。契約しているプロバイダに連絡し、IPv6方式が使えるようになっているか確認してみましょう。

ゲームを楽しみたい人におすすめのルーター

メーカー(品番) ASUS(TUF-AX3000)
参考WEB価格 7,900円(2023年7月時点)
速度 無線:2.4GHz帯574Mbps+5GHz帯2402Mbps
無線LAN規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
IPv6 対応
接続台数 80台(推奨64台)

オンラインゲームを快適に楽しむためには、デバイスのスペックや回線速度だけでなく、中継器とも言えるルーターの性能も大きく関わってきます。そんなオンラインゲームをメインに考えている人におすすめなのが、「TUF-AX3000」です。ASUSが出しているTUF Gamingシリーズの一つであり、ゲーミング用Wi-Fiルーターとして人気のシリーズとなっています。では、どのような機能が搭載されているのか見ていきましょう。

ゲーミングLANポート

ゲームには様々な種類があります。有名なところを挙げると…

・PS4、5
・Xbox One
・Nintendo Switch
・PC

などがあります。それぞれ仕様が異なっており、適切なLANポートもそれぞれ違ってくるのです。本ルーターでは、ゲームに合わせて快適なLANポートが設置されています。ゲーミングLANポートを利用するこで、オンラインゲームの処理を優先的に行うためラグなどの遅延を少なくしてストレスなくプレイすることが可能です。

VPN Fusion機能

VPN(ヴァーチャルプライベートネットワーク)を利用していると、ゲームパフォーマンスが低下するというデメリットがあります。しかし、本ルーターには「VPN Fusion機能」が搭載されており、VPNを利用しながらでもインターネットと同時接続が可能になります。そのため、自分以外の人がPVNを利用していたとしても、オンラインゲームの通信環境を維持することでストレスのない通信が可能です。

AiMesh

Wi-Fiというのは、部屋の間取りや建築材料、設置してある家具の数や位置などによって影響が出てしまいます。通信速度が低下するだけでなく、場合によってはまったく繋がらなくなってしまうこともあるくらいです。しかし、AiMesh機能を使えばそういった影響を受けずにWi-Fiを使うことができるようになります。これはAUSUの独自技術であり、すべてのAiMeshルーターを制御できるためネットワークの切り替えも必要ありません。

高いセキュリティ機能も搭載

TUF-AX3000には、インターネット上に存在する悪質サイトへのアクセスブロック機能や、こちら側に何かしらの不正アクセスを検出したら自動的に遮断する機能、コンピューターウイルスの検出と通信を遮断する機能、個人情報の漏洩を防ぐ保護機能など、セキュリティ面に関しての技術が詰め込まれています。ペアレンタルコントロールという機能を使えば、お子様のネット通信やアプリケーション利用を制限することも可能です。

まとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • Wi-Fiルーターは様々な要素から選ばなくてはいけない
  • 目的別で適切なWi-Fiルーターを探すことも重要
  • 規格が新しくIPv6方式に対応していることに注目
  • 高性能Wi-Fiルーターのレンタルも可能だが条件付きの場合があるため注意

Wi-Fiルーターの性能は、光回線の能力を最大限に活かすためには重要な要素です。まずは、自分のネット環境や目的をしっかりとさせてから探してみましょう。そうすることで後悔の少ないWi-Fiルーターを購入することができます。

回線事業者や代理店がレンタルしているWi-Fiルーターも高性能ですので、そこまで拘りがないのであれば利用も検討してみましょう。

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ABOUT著者情報

小田寺 真司

2013年から6年間、通信機器(スマホやインターネット)の営業や販売業務の経験を経て、現在は大手家電量販店のスタッフ様に対してインターネット回線に関する知識研修・補助を行うお仕事をしています。