無料で使えるマンションのインターネット回線が遅い・重いときの対策

無料で使えるマンションのインターネット回線が遅い・重いときの対策

マンションを決める際に「無料インターネット利用可能!」と書かれており、それに魅力を感じて契約を検討する人もいます。しかし、無料で使えるインターネットは回線速度が遅い傾向にあります。

なぜなら、光回線ではなくADSL回線やケーブルテレビ回線であることが多いからです。この記事では、そんな回線速度の改善方法や他の回線への乗り換えが可能なのか解説していきます。

まず回線速度を計測してみよう

まずは、自分のマンションで使えるインターネット回線の速度を計測してみましょう。計測には【https://fast.com/ja/】から計測することができます。このサイトに接続するだけで自動的に計測してくれるため、とくに自分で何か数値を入力する必要などもありません。

快適に使える通信速度の目安

用途 速度の目安
メール・LINEの送信 1 Mbps(上り速度)
SNSの写真投稿 3Mbps(上り速度)
SNS・YouTubeなどの動画投稿 10 Mbps(上り速度)
WEBサイトの閲覧 3Mbps~10Mbps
YouTubeなどの動画視聴 5Mbps~20Mbps
対人オンラインゲーム 30Mbps~100Mbps

実際にインターネットの回線速度を計測したとして、どのくらいの速度がないと快適に使えないかの目安も知っておきましょう。上記の表だと、数値が高くなればなるほど、スピードが速いと思ってください。

上り速度というのは、動画や画像をSNSや配信サイトに送ったりする際の速度で、数値が高ければそれだけ早く送信することができます。動画配信者などは重要視する速度と言えるでしょう。

一方の下り速度はその逆で、相手から送られてくるデータや動画データを如何に早く受け取れるかの速度になります。インターネットを一般的な使い方をする人は、この下り速度を重要視してみましょう。

インターネット付き物件で回線速度が遅い場合の対策

インターネット付き物件のデメリットは、やはり回線速度が遅かったり安定しないという点でしょう。では、そのような状態になった際にできる対処法を4つ解説していきます。

  • 有線LANで繋いでみる
  • 無線LANルーターを自分で購入して繋いでみる
  • モバイルWiFi(WiMAX)を使う
  • 他の回線に自分で契約する

①:有線LANで繋いでみる

まずは、壁に設置されているLANコンセントとデバイスをLANケーブルで接続してみましょう。無線だと部屋のレイアウトや家具の位置などによって電波が届きにくかったりなど、様々な要因で繋がりにくいことがあります。

LANケーブルを使って有線にすればネット回線が不安定になる要素を減らすことができるのです。スマホでは使えない方法ですが、パソコンやゲーム機で一度試してみましょう。

因みに、最近ではLANポートがないタイプのノートパソコンでもUSBの差し込み口があれば、変換アダプターを使うことでLANケーブルでの接続ができるようになっています。

②:無線LANルーターを自分で購入して繋いでみる

マンションに備えつけられている無線LANルーターの性能が低いと処理速度が遅くなってしまい、結果的にインターネットの速度も遅くなってしまいます。もし無線で接続している際に通信が不安定な場合は、高性能無線LANルーターを自分で購入してみるのも一つの手です。とくに複数台接続する場合には、性能の良い無線LANルーターでなければ安定した通信が難しくなってしまうので検討してみましょう。

無線LANルーターの価格は幅が広く、良いものであれば10,000円以上するものがありますし、安いものであれば3,000円ほどで購入することができます。おすすめの無線LANルーターに関しては、「光回線で使うならこれ!市販でおすすめWiFiルーター」でも紹介していますので、参考にしてみてください。

ただし、無線LANルーターを交換しても効果が出ないこともあります。速度が遅い原因が無線LANルーターだと事前に分かれば良いのですが、これに関しては変えてみないと基本的には分かりません。

そのため、知り合いに無線LANルーターを借りて繋いでみるなどし、無線LANルーターが原因の可能性が高い!と分かれば交換をおすすめしますが、分からない状態だとせっかく購入したのに…ということになってしまう可能性もありますので注意してください。

③:モバイルWiFi(WiMAX)を使う

「マンションに導入してあるインターネット回線自体遅くて、有線にしても無線LANルーターを交換しても使い物にならない…」という場合には、ポケットWi-FiやWiMAXなどのサービスを検討してみましょう。個人的には、一番おすすめです。

同じ持ち運びができるモバイルWi-Fiルーターですが、ポケットWi-FiとWiMAXは特徴が少し異なるので、その点も分かりやすく解説しますね。

ポケットWi-Fiの特徴

  • コンパクトなのでスペースを取らない
  • 工事が必要ないためすぐに使える
  • 持ち運び可能なため旅行先にも持って行ける
  • 通信容量が設定されていることが多く、使いすぎると速度制限がかかることがある

ポケットWi-FiとはコンパクトなWi-Fiルーターのようなもので、電源を入れるだけでWi-Fi電波が飛ぶ機械のことです。デバイスでWi-FiのIDとパスワードを入力するだけで簡単に繋がるため難しい設定などもありません。

月額料金もプランによって細かく分けられていることが多く、通信容量が少ないプランであれば1,000円前後で使えることもあります。工事なども必要なく、持ち運びもできるため旅行好きな人にもおすすめです。

ただし、大容量のデータダウンロードや高画質の動画視聴、オンラインゲームをメインに使いたい人には余りおすすめできません。現在使っているマンションのインターネットよりは速くなるかもしれませんが、それでも光回線などと比べると遅いからです。

それに加えて、通信容量が決められているプランだと少し高画質の動画視聴をしただけで使い果たしてしまい、翌月になるまで通信速度が大幅に低下してしまうこともあります。

WiMAXの特徴

  • ポケットWi-Fiよりも高速通信が可能
  • ギガ放題と呼ばれる使いたい放題プランがある
  • こちらもコンパクトなので持ち運び可能
  • 月額利用料金が少し高め

ポケットWi-Fiよりも通信速度を上げたい人、通信制限のことを考えたくない人におすすめなのがWiMAXです。通信速度は最大で光回線並みのスピードが出ます。無線ということもあるため安定性に関しては光回線の方が上ですが、それでもモバイルWi-Fiと比べると速さ、安定性共に上と言えるでしょう。

そして、通信制限のない「ギガ放題」と呼ばれるプランも魅力的です。一応「3日間で10GB」という制限はありますが、よほど無茶して使わない限り達することはないでしょう。

コンパクトで持ち運ぶこともできますし、設定も簡単にできるWiMAXですが、月額利用料金が少し高めに設定されています。こちらも契約業者やプランによって多少変わってきますが、おおよそ4,000円前後です。モバイルWi-Fiと比べると少し高めですね。そのため、WiMAXと契約する際には申し込み窓口などを厳選し、お得なキャンペーンを受け取るようにしておきましょう。

》モバイルWi-Fiのおすすめランキングはこちら

④:他の回線に自分で契約する

有線にしても無線LANルーターを変えても速度が変わらないし、インターネットを使うならモバイルWi-FiやWiMAXのような無線より有線を使いたいという人は、他の回線に自分で契約してみましょう。

自分で契約すれば、光回線のような高速通信も使えるようになります。しかし、自分で回線を入れるには様々な注意点があります。それをこの後詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

他社の光回線を契約することはできるのか

最後に、マンションに無料インターネットが入っていたとしても他社の光回線と契約することができるのか解説していきます。

結論からお伝えすると、管理会社・大家さんが導入(工事含め)の許可を出してくれたのなら、対応エリア内の光回線が契約できます。

管理会社や大家さんの許可が出るかどうかで分かれる

マンションに入っている無料インターネットは、基本的に管理会社や大家さんが支払っていることが多いです。賃貸であればマンションの所有権は管理会社や大家さんとなるため、自分の判断だけで他社の光回線を入れることはできません。

マンションに入っている今の回線をそのまま使ってほしい、新規で回線を入れる余地がないなど断られる場合も多いです。そのため、まずは管理会社や大家さんに「新しい光回線を使いたい」と連絡をしましょう。

もし「新しい回線を入れること許可できない」と言われれば諦めるしかありません。その時点でポケットWi-Fiやモバイルルーターを使うといった方法を検討してみましょう。新しい回線を入れても良いと許可を取ってから手続きをすすめていくのです。

光回線にはそれぞれ対応エリアがある

管理会社や大家さんから許可を得たら、次のステップです。光回線は、業者によって導入できる地域が決まっており、対応していないエリアでは新規契約ができません。

フレッツ光や、フレッツ光回線を利用する光コラボ回線であれば全国で利用することもできますが、auひかりやNURO光のような独立回線を利用している光回線だとエリアが限定されていることが多いです。

自分の住んでいる地域が対応しているかは、各回線事業者の公式ホームページなどで検索することができます。郵便番号や住所を入力するだけで対応エリアかどうか判別できますので、もし対応エリア外だった場合は他の光回線で検索してみましょう。

自分に合った光回線を選ぼう

光回線は、解約時の違約金がかかるということもあり、一度契約すると数年は同じサービスを使い続ける方が多いです。長い目で見て、本当にお得になる光回線を選ぶ必要があるのです。

あまり慣れていない方はどの光回線を選ぼうか迷ってしまわれるかもしれませんが、失敗しないためにも以下のようなことに注目してみましょう。

  • 対応エリア
  • 実質月額利用料金
  • 通信速度
  • サポート窓口のクオリティ
  • キャンペーン内容

どれも大事な比較項目なのですが、強いていうなら実質の月額料金は一番重要視しなければいけないところです。基本料金ではなく、キャンペーン特典を踏まえた実質の月額料金です。

基本料金が高く見えてもキャンペーンを使うと他社よりも遥かに月々の支払いが安くなるパターンもありますからね。その逆もしかり…。

光回線をどうやって選ぶのがベストなのかは、「光回線のおすすめランキング&正しい選び方」のページで初心者向けに解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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ABOUT著者情報

小田寺 真司

2013年から6年間、通信機器(スマホやインターネット)の営業や販売業務の経験を経て、現在は大手家電量販店のスタッフ様に対してインターネット回線に関する知識研修・補助を行うお仕事をしています。