旅行にぴったり!海外でも使えて料金も安いおすすめのポケットWiFi

旅行にぴったり!海外でも使えて料金も安いおすすめのポケットWiFi

海外でスマホを使うとパケット代も電話代も恐ろしい高額料金を請求されてしまうため、海外旅行にポケットWiFiは必須ですよね。

1日単位でレンタルできるポケットWiFiは国内にも多くありますが、一番お得に使えて利便性も高いサービスはどれなのか、7社の料金比較とおすすめのレンタルWiFiをご紹介します。

旅行で使うならレンタル専用のサービスがもっともお得


旅行先でポケットWiFiを使いたいとなった場合、通常の月額制ポケットWiFiではなく、レンタル専用のポケットWiFiを使うことをおすすめします。理由は大きく2つあります。

トータル料金が安い

ポケットWiFiと契約する場合、基本的には2年程度の契約期間が設定されます。契約期間を設定することで月額料金を安くできるというメリットもあるのですが、もし契約期間内で解約してしまうと違約金が発生してしまいます。

サービスによっては端末代まで請求されることもあります。旅行先以外で使わないのであればレンタルの方が100%安くなるのです。もちろん、旅行先以外でも使うこと前提なら契約期間を設定して契約しても良いと思います。

海外に対応していないことが多い

レンタルWiFiは海外利用に特化しているサービスも多く選びやすいという利点があります。対応している国に関しても幅広いです。一方の長期契約を行っているサービスの場合、国内利用をメインとしているため海外では使えないことも多いですし、使えたとしても対応地域が限定されていることもあります。

海外対応のポケットWiFi7社の料金比較

ここからは、海外にも対応したポケットWiFiを表で比較していきます。各サービスで容量が異なるプランがいっぱいありますが、その中でも無制限(または一番大容量)のプランで比較しました。

  レンタル料金(例) 対応地域 データ容量 受け渡し方法
グローバルWiFi 韓国:1,870円/日
中国:1,870円/日
アメリカ:2,170円/日
世界200ヵ国以上 無制限 空港受け取り
宅配便で受け取り
コンビニで受け取り
現地で受け取り
WiFi BOX 韓国:990円/日
中国:1,190円/日
アメリカ:990円/日
世界100ヵ国以上 無制限 空港受け取り
イモトのWiFi 韓国:1,860円/日
中国:1,860円/日
アメリカ:2,360円/日
世界200ヵ国以上 無制限 空港受け取り
宅配便で受け取り
本社で受け取り
Jetfi 韓国:1,580円/日
中国:1,580円/日
アメリカ:1,580円/日
世界100ヵ国以上 無制限 空港受け取り
自宅で受け取り
コンビニで受け取り
郵便局で受け取り
ワールドデータ 韓国:1,980円/日
中国:1,980円/日
アメリカ:1,980円/日
世界127ヵ国 無制限 空港受け取り
宅配受け取り
JAL ABC 韓国:1,000円/日
中国:1,000円/日
アメリカ:1,000円/日
世界28ヵ国 無制限 空港受け取り
宅配受け取り
ジャパエモ 韓国:748円/日(10GB)
中国:1,660円/日
アメリカ:672円/日(30GB)
世界50ヵ国以上 無制限(一部地域) 宅配受け取り
※すべて税込み
※ジャパエモは3日~の複数日のレンタルしかなかったため1日計算
※ジャパエモの韓国とアメリカは無制限プランがないため最大容量での計算

料金や対応地域を表でまとめてみましたが、料金は1日あたり1,500円~2,000円が相場です。どのサービスも主要国は抑えていますが、その中でもグローバルWiFiは200ヵ国に対応しているなど頭一つ抜けている印象です。

JAL ABCは料金こそ安いですが、対応地域が現状28ヵ国しかないため使いにくさは否めません。ジャパエモは無制限プランが用意されている地域が少ない点が気になります。受け取り方法もサービスによって違うため、必ず事前に確認するようにしましょう。

ポケットWiFiの選び方と注意点

ここからは、ポケットWiFiを選ぶ際に注目すべき点と気を付ける点を解説していきます。

旅行先の地域に対応しているかチェックしましょう

まず大前提として、その国に対応しているポケットWiFiを選ぶ必要があります。海外に対応しているポケットWiFiがすべて同じ地域に対応しているわけではありません。

アメリカ、中国、ヨーロッパの主要国であれば基本的には大丈夫ですが、アフリカ圏やオセアニア圏だと対応していない国が多いポケットWiFiもあります。どの国に対応しているかは、各サービスの公式サイトなどで確認することができますので、契約する前に必ずチェックするようにしましょう。

複数国を渡航するなら「周遊プラン」を選びましょう

もし1回の旅行で複数国訪れる場合、「周遊プラン」の利用をおすすめします。周遊プランとは、複数の国をルーター1つで通信できるプランのことです。通常であれば、1つの国に対して1つのルーターがレンタルされます。つまり、3ヵ国行くとなると2つのルーターをレンタルする必要があるのです。

ルーターは意外と重たいので、周遊プランを使って1つにまとめた方が荷物にもなりません。料金に関しても3つレンタルするのとほとんど変わりませんし、補償オプションなどもそれぞれ付ける必要がないのです。

受け渡し方法も問題ないか事前にチェックしましょう

レンタルWiFiの受け取り方法は以下の5つがあります。

  • 宅配で受け取る
  • 空港で受け取る
  • 会社で受け取る
  • コンビニ(郵便局)で受け取る
  • 現地で受け取る

基本的に「宅配で受け取る」と「空港で受け取る」はほとんどのサービスが行っています。その他の受け渡し方法に関しては、各サービスで対応しているか事前に確認する必要があります。

現地で受け取れば問題ないかと思っていたら対応しておらず結局旅行先で使えなかった…なんてことも考えられるからです。ただし、受け渡し方法をしっかりと確認したとしても注意すべき点がもう一つあります。それが「受け取るタイミング」です。

海外対応WiFiに限らず、レンタルWiFiは申し込んですぐに使えるわけではありません。ルーターが届かないと使うことができないのです。そのため、旅行に行く日程が決まっているのであれば、すぐにでもレンタルWiFiの申し込みを行うようにしましょう。

宅配で受け取る場合などは申し込みから2日程度かかりますので、「旅行は明日からだからレンタルWiFiの申し込みしておこう」では間に合わないのです。

動画を視聴すると一気に1日の容量を超える恐れがある

WiFiには「データ通信容量」というものが設定されています。スマホにも搭載されているものですが、海外対応のレンタルWiIFiも例外ではありません。

このデータ通信容量を使い切ってしまうと、通信速度制限がかかってしまい通信速度が大幅に落ちてしまいます。メールの確認やコンテンツの少ないWebページの閲覧くらいであればとくに問題ありませんが、動画の視聴をするのであれば注意が必要です。

データ通信容量は契約するプランによって変わりますが、仮に1GBで契約したとしてもYouTubeは5時間くらいしか視聴することはできません。高画質になれば30分ほどで1GBの容量を使ってしまうくらいです。

お子さんと一緒に旅行する上でYouTubeも見せたい場合、必ず100GB以上の大容量プランを契約するようにしてください。

できれば無制限プランを契約した方が安心

データ通信容量は自分が思っている以上に消費されます。とくに海外だと国内で使うのと感覚も違うので余計に使われていることが多いでしょう。そのため、契約プランは「無制限プラン」がおすすめです。

上記で記載した通り、1GBではYouTubeの視聴が5時間ほどになってしまいますが、無制限プランであれば問題なく1日中視聴することができます。その分料金が割高になってしまいますが、通信制限にならないという安心感は助かります。

出国前にデータローミングは絶対オフにすること

これは非常に重要なことなので少し詳しく解説しましょう。データローミングとは、電波が届かない場所などに行ったとしてもデータ通信を行えるようにするシステムのことです。例えばスマホですと、契約した回線の電波が届かないと圏外になってしまいます。

しかし、その他のキャリア電波を借りることでデータ通信を可能にすることができるのです。これがデータローミングです。あくまで他社キャリアを使うため速度や品質などは落ちてしまいますが、データ通信の維持程度であればできます。

では、なぜ海外旅行に行く際にはデータローミングをオフにしなくてはいけないのか。まず、日本の電波は海外には届いてないため圏外になってしまいます。しかし、データローミングを使えば現地の通信設備を使えば通信することが可能です。ここで注意してもらいたいのが、海外でデータ通信を行うと契約料金プランではなく「従量制課金」として計算されてしまいます。つまり、使ったら使った分だけ課金されるということです。

この状態になると、いわゆる「パケ死」の危険性があります。最悪の場合、請求額が10万以上になってくることもあるくらいです。そのため、海外旅行に行く際には必ず「データローミングをオフ」にしなくてはいけません。

問題なのは、このデータローミングが初期設定だとオンになっているという点です。それに気付かず数分使っただけで高額請求…なんてことになります。旅行前には、必ずデータローミングをオフにするようにしてください。

バッテリーの持ち時間を把握する

ポケットWiFiを海外で使う場合、基本的には持ち歩きで使うことが多いです。ルーターを受け取った時点では充電MAXの状態ですぐに使うことができますが、その状態でどのくらい使えるのか把握しておかないと、いざ使いたいときにバッテリー切れになってしまうことがあります。

ホテルなどで充電したとしても利用頻度によっては数時間で使えなくなってしまうこともあります。バッテリーの持ち時間を把握することも大事ですが、念のためモバイルバッテリーなどを持って行くこともおすすめです。荷物は増えてしまいますが、使えなくなるよりは良いでしょう。

海外旅行におすすめのポケットWiFi

最後に、国内の大手レンタルWiFiの中で、とくにおすすめできるポケットWiFiを3つ厳選しました。

グローバルWiFi

レンタル料金 韓国:1,870円/日
中国:1,870円/日
アメリカ:2,170円/日
対応地域 世界200ヵ国以上
データ容量 無制限
受け渡し方法 空港受け取り
宅配便で受け取り
コンビニで受け取り
現地で受け取り
通信速度 100Mbps~
支払い方法 クレジットカード払い
請求書で後からお支払い(NP後払い)

海外にも対応しているポケットWiFiの中でも最もおすすめなのが「グローバルWiFi」です。グローバルWiFi最大の特徴は、対応地域が業界最大級という点でしょう。通常プランは200ヵ国以上対応しているため、旅行先に拘らず使うことができます。受け渡し方法も多く、どのタイミング・場所でも受け取りやすくなっています。

LTE対象国が多いことから通信環境も安定しており、スムーズかつスピーディーな通信が行えるのも強みです。サポートも充実していて、今まで海外でWiFiを使ったことがなくて不安な人でも、LINEや電話などで24時間サポートを受けることが可能です。不慣れな人にとっては安心感があります。

全体的な安定感やサポート体制は完璧ですので、もしどれにしようか迷ったらグローバルWiFiが安定です。

グローバルWiFi公式サイトへ

WiFi BOX

レンタル料金 韓国:990円/日
中国:1,190円/日
アメリカ:990円/日
対応地域 世界100ヵ国以上
データ容量 無制限
受け渡し方法

空港受け取り
通信速度 75Mbps~
支払い方法 クレジットカード
デビットカード

WiFi BOXの利用料金は、無制限プランの中ではコスパが良いと言えます。対応地域も多く、週遊プランという2か国以上を旅行するときに便利なプランもあります。

データ容量は500MB・1GB・そして無制限プランがあるため、通信制限の問題もなく、快適に使えるでしょう。そして、WiFi BOXは同時接続台数が5台となっていますので、大人数での旅行で使いたい場合におすすめです。

WiFi BOX公式サイトへ

イモトのWiFi

レンタル料金 韓国:1,860円/日
中国:1,860円/日
アメリカ:2,360円/日
対応地域 世界200ヵ国以上
データ容量 無制限
受け渡し方法 空港受け取り
宅配便で受け取り
本社で受け取り
通信速度 75Mbps~
支払い方法 クレジットカード払い
Amazon Pay
コンビニ後払い

イモトのWiFiの利用料金自体は他社と比較しても高めに設定されています。とくに定番エリアであるアメリカ・グアム・ハワイなどは相場より高いと言えるでしょう。しかし、イモトのWiFiの大きな魅力として挙げられるのが、早割などを含めたキャンペーンの多さです。

時期によって様々なキャンペーンを実施していますので、上手く利用すれば料金を大幅に抑えることもできます。オンラインでの申し込みも可能なため、面倒な書類送付がいらないのもメリット。支払方法もクレジットカード決済からコンビニ後払いまであるため誰でも利用可能です。

早割20%OFFは出発60日前から適用されるため、旅行まで60日以上時間があるなら、イモトのWiFiがおすすめです!そんなに時間がない場合は、グローバルWiFiを選ぶようにしてください。

イモトのWiFi公式サイトへ

まとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • 海外旅行に特化したポケットWiFiを提供している会社は多い
  • 旅行のみで使いたい場合はレンタルWiFiを使った方がお得
  • 端末を受け取る期間もいるため日程が決まり次第連絡しておく
  • 受け取り方法は事前にしっかりと確認しておく
  • 1ヵ国の旅行なのか、2ヵ国以上周るのかでプランを決める
  • データローミングは必ず出国前にオフにしておく

もし海外旅行のみにポケットWiFiを使いたい場合はレンタルWiFiを利用した方がお得ということが分かりました。その場合、事前に準備しておくことがたくさんあります。

とくに端末の受け取りとデータローミングをオフにすることだけは確実に行うようにしましょう。でないと、旅行から帰ってきてからとんでもない料金が請求されることがあります。せっかくのレンタルが無駄にならないよう注意していきましょう。

記事の共有はこちら

ABOUT著者情報

小田寺 真司

2013年から6年間、通信機器(スマホやインターネット)の営業や販売業務の経験を経て、現在は大手家電量販店のスタッフ様に対してインターネット回線に関する知識研修・補助を行うお仕事をしています。