auひかりの料金ってちょっと分かりにくいですよね。まだ契約していない人も、実際に契約している人も、複雑な料金形態に戸惑う人が多いと思います。
このページでは、auひかりの料金プランについて分かりやすく解説し、実際に契約している人がどれくらいの月額料金になっているのかを、口コミをもとにまとめています。
auひかりは料金が複雑だと言われることが多い
auひかりの料金形態は複雑だと言われるのには以下のような理由があります。
・タイプが多い
・プランが多い
・プロバイダが多い
タイプというのは、ホームタイプ(戸建てタイプ)とマンションタイプに分けられ、その中からマンションタイプは細かく分類されます。マンションタイプ自体は自分で決めることができず、導入されている設備によって契約できるタイプが決定する形です。
参考:マンションタイプの解説
プランはホームタイプで「ずっとギガ得プラン(3年契約)」、「ギガ得プラン(2年契約)」、「標準プラン(契約年数の縛りなし)」の3種類があります。マンションタイプは、それぞれのタイプで料金が違うだけでなく、「お得プランA」や「標準プラン」と分けることもできます。
お得プランAと標準プラン自体は料金が変わらないものですが、お得プランAは2年の自動更新となっているため解約時の違約金が安く、標準プランはいつ解約しても問題ありませんが、違約金が高めに設定されています。
そして、auひかりには多くのプロバイダが存在しています。このプロバイダによっても料金が変わってくるのですが、最も大きいのはプロバイダによって割引やキャンペーン特典が違うという点でしょう。
参考:プロバイダの選び方やおすすめプロバイダ
一般的な月額料金の内訳(最安値がコレだ)
では、どのくらいの月額料金が一般的なのか見ていきましょう。プロバイダによってキャンペーン適用時の割引額が違うので、あくまで一つの例として考えてくださると幸いです。
戸建てで電話回線も引いている方
内訳 | 料金 |
---|---|
ネット基本料金 | 5,390~5,610円 |
auひかり電話 | 550円 |
工事費用 | 1178.1円~1194.6円 |
キャッシュバックキャンペーン | -1,694円 |
auひかり電話割引 | -550円 |
実質工事費無料割引 | -1178.1円~-1194.6円 |
合計 | 3,696円~3,916円 |
※2.プロバイダはGMOとくとくBBで計算
※3.キャンペーン割引はキャッシュバックを利用
マンションで電話なしの方
内訳 | 料金 |
---|---|
ネット基本料金 | 4,180円 |
工事費用 | 1,375円 |
月額割引 | -3,414円~-3,423円 |
合計 | 2,132円~2,141円 |
※2.プロバイダはSo-netで計算
マンションで電話回線も引いている方
内訳 | 料金 |
---|---|
ネット基本料金 | 4,180円 |
auひかり電話 | 550円 |
工事費用 | 1443.2円~1,434.4円 |
キャッシュバックキャンペーン | -2,125円 |
auひかり電話割引 | -550円 |
実質工事費無料割引 | -1443.2円~-1,434.4円 |
合計 | 2,055円 |
※2.プロバイダは「GMOとくとくBB」で計算
※3.キャンペーン割引はキャッシュバックを利用
みんなの料金明細(auひかりの契約者)
平均値 | 最安値 | 最高値 | |
---|---|---|---|
戸建て(光回線のみ) | 5,465円 | 4,730円 | 6,200円 |
戸建て(電話も契約) | 5,833円 | 4,723円 | 6,798円 |
マンション(光回線のみ) | 3,250円 | 2,300円 | 4,200円 |
マンション(電話も契約) | 5,200円 | 4,700円 | 5,700円 |
平均値は戸建てだとどちらも5,000円を超えています。マンションは光回線のみであれば3,250円ですが、電話も契約すると5,200円と一気に2,000円ほど高くなっています。キャンペーンなどを適用すればひかり電話を無料にすることもできるため、おそらく最安値はその割引を利用していると思われます。
もし今自分が契約しているプランで平均値より高い場合、一度見直してみてみましょう。月に500円安くなるだけでも年6,000円も安くなります。
今より安く費用を抑えるために料金プランの見直しをしよう
今auひかりを契約している方向けに、今よりも費用を抑えるためにはどうすれば良いのか解説していきます。
よくある初期オプションに加入していないか調べる
オプション名 | 料金 | 必要かどうか |
---|---|---|
auひかり電話サービス | 550円/月 | 場合によっては必要 |
電話オプションパック | サービスによって料金は異なる | 必要なし |
auひかりテレビ | 【セットトップボックス】 550円/月 【ジャンルパック】 1,628円/月 【オールジャンルパック】 2,728円/月 【ビデオパス】 618円/月 |
必要なし |
at HOME | 【基本プラン】 539円/月+デバイス購入代 【カメラ・リモコンセット】 1,078円/月 【声で家電コントロールセット】 1,078円/月 【声で家電コントロールセット+みまもりセット】 1,617円/月 【リモコンセット】 869円/月 【あんしんウォッチャーセットプラン】 デバイス代金11,000円+539円/月 【あんしんウォッチャープラン】 539円/月 |
必要なし(小さい子どもいる家庭はあっても良し) |
おまかせアドバイザー | 無料 | どちらでも |
かけつけ設定サポート | 【基本設定(有線)】 7,480円/工事 【基本設定(宅内LAN機器パック)】 10,450円/工事 |
必要なし |
おうちトラブルサポート | 440円/月 | 必要なし |
auひかりには多くのオプションが用意されています。それに加えて、プロバイダ独自のオプションもあるため、気付かないうちに加入していることもよくあります。
私が個人的に必要ではないと感じるオプションか、必要と感じるかを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
auひかり電話サービス
auひかり電話サービスとは、固定電話を使えるようになるサービスです。月々の電話料金も安くなるため導入するのも良いと思いますが、一人暮らしやスマホをメインに使っている人には必要のないオプションとも言えるでしょう。
しかし、auひかり電話サービスに加入した方がお得になるパターンもあるので注意が必要です。それが「キャンペーン適用条件」と「スマホ割」です。
現金8万円(時期によって変動)のキャッシュバックを受け取るには、auひかり電話に加入することが条件になっていることが多いため、加入はした方がお得です。
また、スマホ割の対象にもなるため、スマホのキャリアがauであればauひかり電話に加入した方が、基本的にお得です。
auひかりテレビ
様々なジャンルのチャンネルを視聴することができるサービスです。こちらに関しては、よほどテレビが好きな人でない限り加入する必要はありません。月額料金も高めとなっていますので、ほとんど使ってない人は解約することをおすすめします。
at HOME
at HOMEとは、IoTに対応したサービスのことです。例えば、遠隔操作でエアコンなどの電化製品を作動させたり、カメラを使って自宅の様子を確認することができます。音声認識もあるためスマートスピーカーを使って様々なデバイスを起動することも可能です。
しかし、これも手動でやれば大丈夫なことですし、月額料金も高めなので基本的には必要ありません。ただ、小さい子供がいる家庭であれば「みまもりセット」に加入するのもアリだと思います。
おまかせアドバイザー
おまかせアドバイザーは無料となっていますので、インターネットに関して何か不安な点があれば利用してみるのも良いでしょう。
かけつけ設定サポート
かけつけ設定サポートとは、インターネットの専門スタッフが自宅へ派遣し、モデムやルーターの接続・配線からパソコンなどのデバイスとの接続設定を行ってくれるサービスです。
インターネットに対する知識に疎い人や、接続や設定するのが面倒という人は利用してみましょう。しかし、料金は高めなので知り合いに頼める場合や、自分で何とか設定できる人は使わない方が良いです。
おうちトラブルサポート
おうちトラブルサポートとは、その名の通り家の周りで起こったトラブルに対応してくれるサポートのことです。例えば、家の鍵を紛失してしまったり、キッチンやトイレなどの水回りでトラブルがあるとそれらに対応してくれます。
このオプションに関しては必要ないと言えるでしょう。加入してれば安心感はあるものの自分で対応できたり、そもそも管理をしっかりしていれば問題ありません。ただ、自宅に祖父母が住んでいたり、障がいのある人がいる場合は加入しとくのもアリと言えるでしょう。
スマホ割引に店頭で申込しているか調べる
それに加えて、無線Wi-Fiが搭載されたホームゲートウェイが無料でレンタルできたり、プロバイダによっては毎月クーポンという形でキャッシュバックしてくれることもあるのです。
最大で10台分のスマホに適用されますので、申し込みをしているか確認してみましょう。もし近くに店舗がない場合は以下の方法でも確認、申し込みが可能です。
【auスマートバリューの申し込み窓口】
①My auへログインして申し込み
②KDDIお客様センターへ連絡して申し込み(0077-7-111)
支払方法を確認・変更する
意外と思われるかもしれませんが、支払方法に「請求書払い」を選択していた場合、1回請求される度に300円の手数料が加算されているのです。つまり、年に3,600円分無駄な費用を支払っていることになります。
そのため、もし請求書払いにしているのであれば口座振替かクレジットカード決済にすることをおすすめします。それであれば手数料はかかりません。変更は店舗だけでなくKDDIお客様センターやMy auからでも可能です。
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 何もオプションを付けないと戸建てでも4,000円ほどで利用可能
- マンションプランの利用料金の平均値は3,250円ほど
- いらないオプションに加入している場合はすぐにでも解約した方がお得
- auスマートバリューを使うことで様々な特典が付与されるのでおすすめ
auひかりの料金は複雑というよりも、プロバイダの割引やオプションが豊富なため計算しにくいという印象です。月額料金を安くするのに重要なのはプロバイダのキャンペーンを適用させることと、無駄なオプションを外すことです。
とくにオプションは自分で外さない限り毎月請求されてしまうものもありますので、料金に満足していたとしても、一度見直すことをおすすめします。