ポケットWiFiとは?WiMAXとの違いやそれぞれのメリット・デメリット

ポケットWiFiとは?WiMAXとの違いやそれぞれのメリット・デメリット

外出先でもWiFiが使えるサービスと言えば「ポケットWiFi」です。CMなどでもよく目にすることがありますが、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのか把握できていない方も多いはず。

この記事では、ポケットWiFiがどのようなサービスなのか、そしてWiMAXとは何が違うのかを解説していきます。最後にどちらと契約した方が良いのかも載せているので参考にしてみてください。

ポケットWiFiとは?

ポケットWiFiとは、持ち運びが可能な端末を使ってインターネット通信ができるサービスのことです。

対応エリア内であれば、その端末を使うだけでインターネット通信ができるため非常に便利で、通信速度も比較的速くて使いやすくなっています。自宅に光回線を引いていなくても、ポケットWiFiだけ持っていればテレワークができるため、コロナ禍で爆発的に普及しました。(総務省:令和3年版情報通信白書

ポケットWiFiには大きく分けて2種類のサービスがある


ポケットWiFiには大きく分けて以下のような2種類のサービスがあります。

ポケットWiFi(LTE回線)

au・docomo・SoftbankのLTE回線を使ってインターネット通信を行うサービスのことです。月額料金が安くて対応エリアが広いが、通信容量がやや少ないのが特徴。月々3,500円ほどで使える。

WiMAX(WiMAX回線)

いわゆる「WiMAX」と呼ばれるサービスで、UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX回線というものを用いてインターネット通信を行います。月額料金は高めだが通信速度が速くてデータ容量が無制限という点が特徴。月々4,700円くらいで使える。

LTE回線を使うポケットWiFiの方がポケットWiFiとしてのイメージは強いかもしれません。それぞれメリット・デメリットがあり、自分に合ってる方と契約するようにしましょう。次の項目からそういった点を中心に解説していきます。

ポケットWiFiの特徴


ここからは、ポケットWiFiの特徴をメリット・デメリットを交えながら解説していきます。

メリット

  • スマホが使える場所ならほぼWiFi通信できる
  • 月額料金も安くて使いやすい
  • 縛りなしプランなどがあり利用期間を考えなくて済む
  • 海外でも使えるWiFiが多い

デメリット

  • 通信速度はWiMAXと比較すると遅い
  • 月間の通信容量がWiMAXよりもかなり少ない
  • 通信制限になると翌月にならないと解除されない

ポケットWiFiの回線は、au・docomo・Softbankの3つから選べるため、基本的にスマホが使える場所ならどこでも使えるというメリットが非常に大きいです。建物の中でも繋がらないことがあるWiMAXと比べると、電波はかなり優秀です。

月額料金も比較的安くなっています。サービスや利用プラン、キャンペーンなどによっても多少変わってきますが、WiMAXと比較すると月額料金が安くなりやすいです。さらに、サービスによっては契約期間が定められていない「縛りなしプラン」を提供していることもあり、契約期間3年が多いWiMAXと比べて契約しやすく解約しやすい環境とも言えるでしょう。月額料金は割高になりますが、短期間利用であれば安く済むためおすすめです。

逆にデメリットとしては、WiMAXには通信速度で劣ってしまうという点です。端末によって変わりますが、基本的には「下り最大150Mbps」となっています。WiMAXは最大2.7Gbps出ますので、速度に関してはどうあがいても勝てません。

そして、1ヵ月あたりのデータ容量が決められている点も大きなデメリットです。WiMAXは無制限となっているので、データ量は全く気にせず使うことができますが、ポケットWiFiは低速モードになると翌月まで解除されません。

WiMAXの特徴


次にWiMAXにはどのような特徴があるのかメリット・デメリットを交えながら確認していきましょう。

メリット

  • 高速通信ができる
  • データ容量に制限なく無制限
  • 入会キャンペーンが数多く開催されている
  • エリア内であれば持ち運びができる

デメリット

  • 月額料金が比較的高め
  • 地方では対応していないエリアがある
  • 通信環境が安定しないことがある
  • 海外に対応していない

WiMAX最大のメリットとも言えるのが「高速通信ができる」という点です。WiMAXは最も速度が速い端末だと2.7Gbps出るため、光回線と余り変わらない感覚で使うことが可能です。

また、標準モードでは1ヵ月にどれだけ使っても低速モードにならないのもメリットです。毎日YouTubeを見ても平気ですし、オンラインゲームに繋げても不安はありません。

一方のデメリットとしては、月額料金が高くなってしまう点が挙げられます。相場としては4,500円~4,800円くらいとなっており、高いプロバイダになると5,000円を超えることもあります。キャンペーンを適用させるかどうかが非常に重要です。

そして、対応エリアは日本全国となっていますが、山間部などは対応していないことがあります。そのため、通信できないエリアや安定しないことがあります。対応エリアでも集合住宅地や設置場所によって安定しないこともあるのはデメリットと言えるでしょう。

WiMAXには多くのプロバイダが存在しており、それぞれのプロバイダで提供するサービスや料金は変わってきます。WiMAXのおすすめランキングを「WiMAXプロパイダ10社の料金を徹底比較!おすすめの総合1位はこれだ!」で解説していますので、参考にしてみてください。

ポケットWiFiかWiMAXか…どちらにするか迷ったら

最後に、「自分はポケットWiFiを使うべきなのか、WiMAXを使いべきなのか分からない…」という人におすすめの選び方を紹介していきます。こちらが正解というわけではありませんので、あくまで参考程度にしてくだされば幸いです。

こんな人はWiMAXの方が良い


まずはWiMAXをおすすめした人は以下のような使い方をしたい人です。

POINT
  • 月額料金よりも高速通信にこだわりたい人
  • データ通信容量を気にせずネットを使いたい人
  • 動画視聴・ゲームでも通信をしたい人

WiMAXの強みは何と言っても通信速度が非常に速いという点です。利用する端末によって速度は違うものの最高で2.7Gbpsものスピードが出るものもあります。

光回線にも負けないくらいの速度が出る可能性もあり、高画質の動画視聴や比較的容量の大きいデータの閲覧やダウンロードに向いていると言えるでしょう。月額料金はポケットWiFiに比べると高くなってしまいますが、その料金に見合っただけの速度が出るのが特徴です。

そして、無制限でデータ通信ができるのも大きな特徴です。ポケットWiFiのように使える量を気にしたり、解除されるのが翌月というストレスから解放されたいのであればWiMAXが良いでしょう。口座振替対応のプロバイダが増えているのも嬉しいポイントです。

こんな人はポケットWiFiの方が良い


次に、ポケットWiFiをおすすめしたい人は以下のようになります。

POINT
  • 主にビジネスシーンでしか使わない人
  • 幅広い地域でインターネット通信をしたい人
  • 月額料金を安く抑えたい人
  • 海外でもWiFiを使って通信したい人

ポケットWiFiはトリプルキャリアの電波を使っているため、WiMAXよりも広い範囲でインターネット通信を行うことができます。WiMAXでは対応していない山間部などでも安定した通信が行えるのは大きなポイントと言えるでしょう。

少し前述しましたが、ポケットWiFiはWiMAXと比較して月額料金が安くなる傾向があります。利用できるデータ容量に限りがあったり、通信速度がWiMAXと比べると遅いなど見劣りする部分もありますが、その分だけ月額料金を抑えて使うことができるのです。

容量を気にしないのであれば月額2,000円以下で抑えることもできます。WiMAXの電波は海外非対応のため、海外でも電波をキャッチできるポケットWiFiの方が海外利用では大きなアドバンテージがあります。

動画やゲームでは使わない、主に仕事でしか使わないような方には、ポケットWiFiがピッタリです。

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ABOUT著者情報

小田寺 真司

2013年から6年間、通信機器(スマホやインターネット)の営業や販売業務の経験を経て、現在は大手家電量販店のスタッフ様に対してインターネット回線に関する知識研修・補助を行うお仕事をしています。