ドコモ光を契約したいけど、どういった工事が行われるのか不安…という方向けに、ドコモ光の工事内容や費用などを分かりやすくまとめました。
現状のインターネット設備によって工事内容が変わったり、追加料金がかかってしまうパターンなどの注意点もありますので、参考にしてみてください。
ドコモ光の工事にかかる初期費用
まずは、ドコモ光でどのくらいの初期費用がかかってくるのか見ていきましょう。
工事費 | 契約事務手数料 | |
---|---|---|
新規契約 | 無料 | 3,300円 |
乗り換え (転用・事業者変更) |
無料 | 3,300円 |
現在、ドコモ光では工事費無料キャンペーンを実施しています。いつこのキャンペーンが終わるか分かりませんので、もしドコモ光の新規契約を考えているのであれば早めに申し込んだ方が良さそうです。
他の光回線と違って、「実質無料」という訳ではなく完全無料という点でしょうか。工事費用に相当する額を毎月の料金から割引するものではなく、工事費が0円となっているので明朗会計です。
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工事の種類は大きく分けて2つある
上記で記載した通り、ドコモ光の工事は「工事業者の派遣があるのか」で工事費が変わってきます。つまり、工事業者の派遣がなくてもドコモ光が使えるパターンもあるということです。
光回線の設備が一切整ってない場合は派遣工事が必要になります。その際、立ち合いが必要となりますので工事日のスケジュールを設定しなくてはいけません。とくに自分でやることはありませんが、物件の管理会社や大家さんには事前に連絡だけはしておきましょう。
光回線の設備が整っており、設備自体が劣化しているなどのトラブルがなければ無派遣工事になります(※詳しくは後述)。立ち合いも必要ありませんし、無派遣工事の方が工事費も安くなります。
そのため、できれば無派遣工事の方が良いですが、どちらになるかは自分で決めることはできません。ドコモ光に申し込んだ後に行われるNTTの調査によってどちらになるか決まります。ただし、住んでいる部屋に光コンセントなどがあれば不要になることが多いため事前にある程度分かることもあります。
工事日が土日祝・年末年始は追加料金がかかる
派遣工事日を土日祝にしてしまうと、別途3,300円が追加費用として請求されます。それに加えて、年末年始だと土日祝でなくても追加料金がかかってきます。この追加工事費に関しては、ドコモ光やプロバイダによる工事費無料キャンペーンで賄うことはできません。
確実に請求が出てしまいますので、とにかく初期費用を抑えたい人は工事日のスケジュールを平日にできるよう設定してみましょう。
ドコモ光で工事が不要な場合もある
ドコモ光を契約する際、ほとんどの場合で工事が必要になりますが、インターネット環境によっては工事が不要になるケースもあります。主に以下の3ケースに当てはまれば工事が不要になることがあるので確認してみましょう。
光コンセントがすでに設置されている
NTTの設備が部屋の中にないか確認してみましょう。因みに、光コンセントがあっても90日以内にONUの接続がないとドコモ光の申し込み自体がキャンセルになるので注意してください。
フレッツ光からの転用で利用
フレッツ光を利用していて、そこからドコモ光へ転用する場合は工事が不要なことが多いです。光コンセントなどにトラブルがない限り、工事は必要なくなります。もしフレッツ光を使っていてドコモ光を利用したいと思ったら「転用」することをおすすめします。手続き自体は非常に簡単です。
他の光コラボ回線から乗り換える
例えば、ソフトバンク光もフレッツの回線を使っている光コラボ回線です。そのため、ソフトバンク光からドコモ光へ乗り換えた場合、工事が不要になります。その他にもビッグローブ光や、ソネット光なども光コラボ回線となりますので、工事は不要です。因みに、ONUの接続設定なども変更する必要はありません。
ドコモ光の工事内容について
では、実際にドコモ光ではどのような工事を行っていくのか解説していきます。戸建てとマンションで分けて解説しますが、基本的な流れはそこまで違いはありません。
戸建ての場合
ドコモ光の戸建てタイプで行われる工事は以下のようになります。
- フレッツ光回線が通っているか確認する
- 通ってない場合、電柱からフレッツ光回線を家まで引き込む
- エアコンダクトなどから回線を引き込む
- ONUと接続する
- 業者による開通確認をする
- Wi-Fiルーターやデバイスの接続設定を行う
まずは、住んでいる家にフレッツ光回線が通っているか確認します。以前にフレッツ光回線を使っていたのであれば、とくに現場工事をすることはありません。無派遣工事になります。
フレッツ光回線が通ってなかった場合は近くの電柱からフレッツ光回線を家まで引き込む工事を行います。その際、どのようなルートで家まで回線を引き込むか業者と相談しながら進めていかなければいけません。
光回線の工事と言えば「壁に穴を開ける」というイメージがありますが、戸建ての場合はエアコンの室外機などのダクト穴を用いることが多いです。そのため、壁に穴を開けることはほとんどありません。
マンションの場合
ドコモ光のマンションタイプで行われる工事は以下のようになります。
- マンション共有スペースから部屋まで光ファイバーを引き込む
- 部屋の中に光コンセントを設置する
- ONUと光ファイバーケーブルを接続する
- 業者による開通確認を行う
- Wi-Fiルーターやデバイスの接続設定を行う
マンションタイプの工事時間の目安は1時間ほどです。早ければ30分ほどで完了することもありますし、工事中にトラブルなどがあれば2時間ほどかかることもあります。そのため工事当日はできるだけ時間を空けるようにしておきましょう。
①~④までは派遣業者がすべて行ってくれます。しかし、⑤のWi-Fiルーターやデバイスの接続設定は自分でやらなくてはいけません。これは戸建てタイプと同じですので、機械類などが苦手な人は「訪問サポート」などの利用を検討しましょう。
ドコモ光に申し込んで工事日が決定し、実際に工事が完了するまでは2週間ほどかかると言われています。3月~5月にかけての繁忙期になってしまうと、2ヶ月近く予約が取れないことも珍しくありません。引っ越し先が決まれば申し込みは早めに済ませておきましょう。
ドコモ光の工事にあたって注意したいこと
最後に、ドコモ光で工事を行う際に注意すべき点をいくつか解説していきます。
- 賃貸住宅では大家さん・管理会社の許可が必要
- 工事後のキャンセルは違約金が発生する
- 解約・転居の際は撤去工事が必要な場合がある
- 工事してみないと使えるか分からない
賃貸住宅では大家さん・管理会社の許可が必要
ここが最も注意すべき点です。ドコモ光で工事を行う場合、建物の内外での作業になります。工事内容の方にも書きましたが、場合によっては家や部屋の壁に穴を開けることがあります。
賃貸の場合は大家さんや管理会社の方に許可を取るようにしましょう。もし許可も取らずに勝手に工事してしまうと、強制退去や退去時のトラブルに繋がる可能性があります。
工事後のキャンセルは違約金が発生する
ドコモ光と書面上の契約が完了したとしても、実際に契約が開始されるのは「工事が完了した時点」です。つまり、工事が完了した時点でドコモ光との契約となりますので、工事をした日に解約したとしても違約金がかかってきます。解約時にかかる費用な以下のようなものです。
- 解約に対する違約金
- 工事費の残債
ドコモ光では、開通工事費の無料キャンペーンを実施しています。このキャンペーンは、工事費相当の料金を毎月の利用料金から割引する「実質無料形式」ではありません。
工事費自体が無料になりますので、新規申し込みであれば即日解約しても残債が請求されることはありませんが、違約金はかかることは頭に入れておきましょう。
解約・転居の際は撤去工事が必要な場合がある
引っ越しなどでドコモ光を移転もしくは解約する際に、大家さんや管理会社から「光回線を撤去してほしい」と言われた場合は光回線の撤去工事を行う必要があります。ドコモ光では撤去費用を請求されることはありませんが、撤去工事の立ち合いは必要です。
繁忙期などは撤去工事の予約が取りづらく、退去日に間に合わず余分な家賃が発生してしまう可能性があります。解約や移転が決まったらすぐに大家さんや管理会社に撤去工事が必要かを確認し、業者の方に連絡しておきましょう。
工事してみないと使えるか分からない
ドコモ光が使えるエリア・物件だったとしても、確実にドコモ光が使えるわけではありません。例えば、光回線を通せる配管が見つからなかったり、付近に電線がなくなっていることもあります。また、場合によっては壁に穴を開ける以外の特殊な工事が必要になることもあります。
そのため、予定工事日に工事が完了しないこともありますし、調査のために延期されることも考えられるのです。基本的には問題なく終わりますが、念のために延期や中止になる可能性があることも想定しておきましょう。
ドコモ光の初期費用・工事まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- ドコモ光の工事費は「工事業者の派遣の有無」と「室内配線の新設の有無」で変わる
- 工事には派遣工事と無派遣工事があり、無派遣工事の方が工事費は安くなる
- 転用や事業者変更では工事費が原則かからない
- 工事は業者が行ってくれるが、事前に管理会社や大家さんに工事のことを伝えておく
- 現在ドコモ光では工事費無料キャンペーンを実施している
ドコモ光の工事は派遣工事と無派遣工事がありますが、光コラボは無派遣工事になることも多いです。ただし、新規契約は派遣工事になる可能性が高いので、必ず事前に管理会社や大家さんに連絡して工事しても良いか聞いておきましょう。