WiMAXを使っていて「このプロバイダ通信速度が遅いから変更しようかな」と思う人は珍しくありません。実は「プロバイダを変える=通信速度が変わる」というわけではないのです。WiMAXは電波のエリアや速度はどのプロバイダも変わりません。
ただし、それをWiMAXの端末によって通信速度の性能が変わってきます。古い機種よりも最新機種の方が通信スピードが速いのは当然のこと。
このページでは、通信速度に不満を感じたときに新しいWiMAXへ機種変更すべきなのか、そしてどのような点に注意して変更すべきなのか解説していきます。
あなたはどっちがお得?2パターンから考えてみよう
まずは、機種変更する際に「プロバイダを変えないパターン」と「プロバイダも一緒に変更した方が良いパターン」について解説していきます。
こんな人は同じプロバイダでの機種変更がおすすめ
まずは、プロバイダを変えずに機種変更だけした方がお得な人です。
- ややこしい手続きが面倒だと感じる人
- 今の月額料金でもとくに不満はない人
前述した通り、WiMAXというのはプロバイダによって速度や対応エリアは変わりません。大きな違いは「利用料金」です。そのため、現在使っているプロバイダの月額料金に不満がない人はとくに変える必要はないでしょう。
プロバイダを変更することによって解約時の違約金やキャンペーンが適用外になるのももったいないですし、自分の契約環境の方も確認しておくべきです。
そして、プロバイダの変更は手続きが多くて利用者も増えているということで対応にも時間がかかります。そういった手続きが面倒な人もプロバイダは変えなくて良いでしょう。
こんな人はプロバイダを乗り換えて機種変更がおすすめ
次に、機種変更と同時にプロバイダを変更した方がお得な人を見ていきましょう。
- 現在、月額5,000円以上払っている人
- 今のプロバイダの更新月が近い人
- 少しでも月額費用を安くしたい人
WiMAXの月額費用はプロバイダによって前後しますが、安くて良いプロバイダだと4,100円くらい。そのため、現在の月額料金が5,000円以上になっている人は他のプロバイダへの変更も検討した方が良いです。

それに加えて、契約しているプロバイダの更新月も確認してみましょう。基本的に更新月以外の解約には違約金が発生してしまいます。契約期間が長ければ長いほど違約金は安くなりますが、それでも5,000円前後は発生してしまいます。
そのため、プロバイダの更新月が近ければ解約して他社に乗り換えるチャンスなのです。もしも更新月が近くじゃなくても、解約違約金を全額負担してくれるプロバイダに乗り換えると、ご本人は1円も損をせず乗り換えることができます。
同じプロバイダのまま最新機種に変更する場合の注意点
プロバイダを変えずに機種変更する際に気を付けなくてはいけない点を解説していきます。
注意点・デメリット
同じプロバイダのまま機種変更する際に注意する点とデメリットは以下のようなものがあります。
- プロバイダごとに機種変更の条件がある
- 端末代が有料になることがある
- 契約期間がリセットされることもある
プロバイダを変更せずに機種変更する場合、すぐに変更処理することはできません。各プロバイダに機種変更における条件が設定されており、それをクリアしない限り原則的に変更することはできないのです。

また、5G対応の最新機種に変更する場合、端末代は通常通り請求されるプロバイダが多いです。ずっと利用していたとしても、機種代がかかるのはデメリットに感じてしまいますよね。
メリット
同じプロバイダのまま機種変更することで、以下のようなメリットもあります。
- 面倒な手続きがほぼ必要ない
- 解約違約金が発生しない
- 月額料金は変わらないので管理がしやすい
プロバイダを変更する場合、解約手続きから乗り換え手続きまでしなくてはいけません。端末が届くまで使えない期間もあります。プロバイダを変えない場合、このような面倒な手続きは一切ありません。
解約違約金などの手数料も基本的には必要ないです。機種変更しても月額料金が変わるわけではありませんので、今まで通りの料金で使えるため管理しやすいのもメリットと言えるでしょう。(月額が変わるところもある)
違うプロバイダに乗り換えた上で、機種変更する場合の注意点
プロバイダを乗り換えるのと同時に機種変更する場合、以下のような注意点とメリットがあります。
注意点・デメリット
プロバイダを変更することによって以下のような注意点やデメリットがあります。
- 更新月以外で解約すると違約金が発生する
- 月額料金が高くなってしまうことがある
- キャンペーンが無効になることがある
乗り換え時の最も注意してほしい点は、「更新月以外で解約すると違約金が発生する」という部分です。WiMAXは基本的に契約期間が設定されています。2年であることが多いのですが、プロバイダが定める更新月以外で解約すると5,000円ほどの違約金が請求されるのです。

プロバイダによっては端末代も分割で支払っている場合もあり、完済する前に解約すると違約金にプラスして残りの端末代を一括で請求されることもあります。
そしてこれが意外にも重要なのですが、途中で解約してしまうとせっかく受け取れるはずだったキャンペーンの資格が失効してしまう可能性があります。例えば「GMOとくとくBB」のキャッシュバックキャンペーンは契約から約11ヶ月後に受け取れるため、その前に解約してしまうと受け取れなくなるのです。
メリット
逆にプロバイダを変更すると以下のようなメリットもあります。
- 料金が安くなることが多い
- キャンペーンの適用条件に当てはまりやすい
- 最新機種が無料で使えるプロバイダもある
プロバイダによって月額料金は大きく違います。対応エリアや通信速度自体はどのプロバイダも同じため、月額料金を安くしたいならプロバイダ自体を変更するのが最も手っ取り早くて効果があると言えます。
そして、新規契約という形になればお得なキャンペーンを受けられる可能性が非常に高いです。例えば、「GMOとくとくBB」であれば34,600円のキャッシュバックキャンペーンを実施しており、それにより実質月額料金が3,804円です。
新規契約で最新端末が無料になるプロバイダもあるため、違約金問題さえ解決できれば乗り換えも検討してみましょう。ちなみに、GMOとくとくBBは解約時の違約金を負担してくれるキャンペーンも開催しています。