光回線の工事って壁に穴をあけたり、立ち合いが必要だったり、数万円かかったりと大変そうなイメージがありますよね。ビッグローブ光は契約パターンによって工事不要でインターネットが使える場合もあります。
この記事ではビッグローブ光を使うには工事は必要なのか?どのような工事が行われるのかなど、工事に関する疑問や注意点について詳しく解説します。
ビッグローブ光の工事にかかる費用
まずはビッグローブ光の工事にかかる費用をみていきましょう。戸建てタイプとマンションタイプで費用が異なりますので、それぞれ解説していきます。
戸建ての工事費
屋内配線を新設 | 28,600円 |
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屋内配線を新設しない | 18,260円 |
派遣工事なし | 3,300円 |
戸建ての場合は「屋内配線を新設する」と「屋内配線を新設しない」「派遣工事なし」の3パターンがあります。
屋内配線を新設する場合は屋外工事と屋内工事の両方が必要となります。新規契約の場合のほとんどがこの工事になります。屋内配線を新設しない場合は屋外工事が必要なく、すでに光コンセントが設置されている状態です。
マンションの工事費
VDSL方式、または光配線方式ご利用で屋内配線を新設 | 28,600円 |
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LAN配線方式、または光配線方式ご利用で屋内配線を新設しない | 18,260円 |
派遣工事なし | 3,300円 |
マンションタイプは基本的に建物内の共有スペースまで光回線が引き込まれていることがほとんどなので、屋外工事は必要ありません。屋内工事は共有スペースから部屋までどの配線を使うかによって費用が変わります。配線方式にはVDSL方式、LAN方式、光配線方式があります。
配線方式がVDSL方式である、もしくは契約する部屋に配線が引かれていない場合は28,600円となります。配線方式がLAN方式である、もしくはすでに部屋まで配線が引き込まれている場合は18,260円となります。
土日祝の工事は追加料金が発生
先ほど説明した工事費は平日に工事を行った場合の料金です。土日祝に工事を行った場合は追加で3,300円かかります。追加料金は工事費割引キャンペーンの対象にはなりませんので注意してください。
工事の時間帯は「午前中」「午後中」「13時~15時」「15時~17時」の中から選べます。人気の時間帯は早く埋まってしまう可能性があるため、希望の時間帯がある方は早めに申し込みを行うことをおすすめします。特に1月~4月の引っ越しシーズンは予約が埋まりやすく、なかなか希望通りとはいかないかもしれません。
ビッグローブ光の申し込みから開通までの流れ
ビッグローブ光の申し込みから開通までの流れを解説していきます。
乗り換えの場合は事前に承諾番号を取得する
現在フレッツ光を利用中でビックローブ光に乗り換えの方(転用)は「転用承諾番号」、他の光コラボからビッグローブ光へ乗り換えの方(事業者変更)は「事業者変更承諾番号」が申し込み時に必要となります。
転用承諾番号はNTT東日本/西日本の窓口、事業者変更承諾番号は契約中の光コラボ事業者で取得することができます。承諾番号には発行日を含む15日間の有効期限があり、期限が4日以上残っていなければ申し込みができません。
取得後はなるべく早めに申し込みをしましょう。有効期限が切れた、もしくは足りない場合は再発行が可能です。
①ビッグローブ光に申し込みする
ビッグローブ光に申し込みを行います。Webか電話どちらからでも申し込みができます。電話の場合はオペレターに繋がりますので、契約したい旨を伝えれば案内してくれます。Webの場合は、申し込み区分(新規・転用)や住居タイプ、希望のプラン、個人情報などを入力していきます。
申し込みが完了したらBIGLOBEより折り返し連絡があり、申し込み内容の確認や料金の案内、キャッシュバックの振込口座の確認等があります。
BIGLOBE電話で入会センター | 0120-04-0962(年中無休・9:00~20:00) |
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Web | Web申し込みページ |
②工事の日程調整
転用や事業者変更の方は工事がありませんので、③はスキップしてください。
担当者から工事の日程調整の電話がかかってきます。工事は立ち合いが必要となりますので、都合の良い日時を伝えましょう。引っ越しシーズンなど繁忙期は工事までに2ヶ月以上かかることもあるため、ビッグローブ光の導入を決めたらなるべく早めに申し込みを済ませておくことをおすすめします。
土日祝日の工事は別途3,300円が工事費に加算されます。少しでも初期費用を抑えるために平日に立ち合いができるよう調整しましょう。後日BIGLOBEとNTT東日本/西日本より資料が届きます。また、申し込み時に無線LANルーターを希望していれば工事日までに機器が届くので保管しておきます。
③開通工事当日
予約した工事日に工事業者が訪ねてくるので、立ち合いのもと工事をお願いしましょう。工事は早ければ30分、長ければ2時間ほどかかります。光コンセントと接続機器の通信が確認できたら工事完了です。
開通工事が終われば、事前に郵送された資料を参考に機器を接続し、インターネットの設定を行います。
ビッグローブ光の工事内容
ビッグローブ光では実際にどんな工事が行われるのか?詳しい工事内容について解説していきます。
戸建ての工事内容
- 住宅内に光ファイバーを引き込む
- 光コンセントを設置する
- 光コンセントと機器の接続を行う
戸建ての場合は、まず最寄りの電柱から住宅内に光ファイバーを引き込む工事を行います。光ファイバーケーブルの引き込みは電話用の配管、エアコンダクトが使われるのが一般的ですが、状況によっては壁に10㎜程度の穴をあけて引き込む場合もあります。
住宅内に引き込んだ光ファイバーをインターネットを使用する部屋まで引き込み、室内の壁に光コンセントを設置します。光コンセントは壁に設置する一体型と、壁からケーブルで繋ぐ分離型の2タイプがあります。光コンセントの設置場所は家主と相談して決まますが、場合によっては指定されることもあることを理解しておきましょう。
光コンセントの設置が終われば、それとHGW(ホームゲートウェイ)やONUを接続します。ONUは基本的に電話回線や電源の近くに設置しますが、設置場所の希望があれば事前に伝えておきましょう。工事の際に設置場所の希望を聞かれる場合もありますので事前に決めておいたほうがいいです。
光回線が開通しているかのテストを行い、開通の確認ができれば工事終了となります。
マンションの場合
マンションの場合はすでに光ファイバーが導入済みかどうかで、工事内容が大きく変わってきます。ほとんどのマンションに光回線は導入されていると思いますが、未導入のマンションにビッグローブ光を導入する場合は戸建て以上に大掛かりな工事となるため、大家さんや管理会社の許可や立ち合いが必要です。
すでに住民が光回線を使用していれば、共有スペースまで光ファイバーケーブルが引き込まれていて各部屋に分配するためのスプリッタ(図1)と呼ばれる機器が設置されています。この場合は共有スペースから自室まで回線を引き込み、壁に光コンセントを設置する工事のみ(図2)で済むのでそこまで時間はかかりません。
共有スペースから自室までの配線方式には「VDSL方式」「LAN配線方式」「光配線方式」の3種類あります。VDSL方式は電話回線、LAN配線方式はLANケーブル、光配線方式は光ファイバーケーブルを使って自室まで接続する方法です。配線方法によって通信速度や工事費が変わってくるのですが、配線方式は建物タイプで決まるため自分で選ぶことはできません。
光コンセントの設置が終われば、光コンセントにホームゲートウェイもしくはONUと呼ばれる機器を接続し、通信が確認できれば工事は終了となります。
前住民の光コンセントが残っていれば「派遣工事なし」になる
マンションの場合は前に住んでいた住民がNTTの光回線を使っていて、すでに光コンセントが設置されているケースが稀にあります。この場合は「派遣工事なし(無派遣工事)」となり、工事業者の訪問はなく、光コンセントと自宅に郵送される機器を接続するだけとなります。
無派遣工事なら立ち合いも必要ないですし、工事費も通常より安く済みます。
ビッグローブ光の開通工事まとめ
開通工事には必ず立ち合いが必要です。マンションの場合は共有スペースまで回線が引きこまれていれば早くて30分ほど、戸建ては2時間ほどかかります。少なくても2時間は予定をあけておきましょう。
工事では場合によって壁に穴をあけなければいけなくなる可能性があります。賃貸は事前に大家さんや管理人に許可を取っておくと、当日スムーズにいきますし、当日許可がとれず工事が中止になるという事態を避けることができます。
ビッグローブ光は光コラボ回線となっているため、インターネット設備が整っているなら工事なく即日利用できるメリットもあります。「ビッグローブ光の評判はどう?他社と比べたときのメリット・デメリット徹底解説!」ではビッグローブ光の特徴も詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。