モバイルWiFiルーターであるWiMAXは、国内に数十を超えるプロバイダがあります。安くていいところを探したいと思っても、たくさんあって迷ってしまいますよね。
このページでは、WiMAXの各プロバイダを様々な角度から比較し、本当におすすめのプロバイダがどれなのか解説していきます。料金面だけでなく、キャンペーン内容や支払方法なども加味して総合的に判断していきましょう。
GMOとくとくBB WiMAXは、実質の月額料金が3,804円と業界最安クラス!
WiMAXはどのプロパイダを選んでも速度や電波状況は変わらないため、とにかく安いプロパイダを利用するのが一番賢い選択です。
GMOとくとくBB WiMAXならキャッシュバック34,600円に加え、乗り換え時には最大40,000円が還元されるため、最優先でおすすめしたいプロパイダです。
WiMAXの基本情報と特徴
WiMAXの最大の特徴は、その高速通信能力で、下り最大4.2Gbpsの速度を実現し、ストリーミングやオンラインゲームなども快適に楽しめます。また、広範囲をカバーするため、都市部から郊外まで安定した接続が可能です。
主なモデルは2種類あって、片方は自宅のコンセントに差すだけでWi-Fiや有線LANが使えるようになるホームルータータイプ。もう1つは、スマホ程度のサイズでWi-Fiが使えるモバイルルータータイプです。
ホームルーター | モバイルルーター | |
---|---|---|
開通工事 | 不要 | 不要 |
電源 | 家庭用コンセント | 充電式 |
持ち運び | 基本できない | できる |
連続使用時間 | 無制限 | 9~20時間 |
端末の同時接続可能数 | 15~64台 | 5~16台 |
通信速度の安定性 | 安定しやすい | ホームルーターには劣る |
電波の安定性 | 安定しやすい | ホームルーターには劣る |
どちらも工事不要で、契約後すぐに利用できる点も大きなメリット。さらにモバイルルーターは、外出先でもインターネットに接続できる利便性があります。これにより、場所を選ばずインターネットを利用できるため、リモートワークや旅行中でも便利です。
どのプロバイダでも、基本的にホームルーター・モバイルルーターどちらのタイプも取り扱いがありますので、好きな方を選んでください。
プロバイダとは
WiMAXが使えるメーカー(プロバイダ)は国内に数十社ありますが、使っている通信回線や機種はほぼ同じなため、主な違いは料金やサービス面だけになります。通信速度も全社同じです。
WiMAXプロバイダ10社の料金を比較してみた
WiMAXの中でも大手と言われる10社を比較してみましょう。比較内容は複数あるのですが、この中で重要なのは「実質月額料金」と「特典」です。契約期間の有無にも差があるため、チェックしておきたいポイントです。
プロバイダ名 | 実質月額料金* | 契約期間 | 特典 | 解約金 | 支払い方法 |
---|---|---|---|---|---|
GMOとくとくBB 最安値 |
3,804円 | なし | 34,600円キャッシュバック 最大40,000円違約金負担 端末代0円キャンペーン auスマートバリュー |
無料 | クレジットカード決済 |
BIGLOBE WiMAX 口座振替対応 |
4,279円 | なし | 11,500円キャッシュバック 月額割引キャンペーン auスマートバリュー |
無料 | クレジットカード決済 口座振替 |
カシモWiMAX ずっと定額 |
4,815円 | なし | 端末代0円キャンペーン 月額割引キャンペーン auスマートバリュー |
無料 | クレジットカード決済 |
UQ WiMAX | 4,982円 | なし | 月額割引キャンペーン auスマートバリュー |
無料 | クレジットカード決済 口座振替 |
DTI WiMAX | 4,623円 | なし | 月額割引キャンペーン | 無料 | クレジットカード決済 |
Broad WiMAX | 4,667円 | 最低2年/契約期間なし | 初期費用0円キャンペーン 初月割引キャンペーン 違約金負担キャンペーン 2台同時申込みキャンペーン auスマートバリュー |
~24ヶ月以内:4,950円 | クレジットカード決済 口座振替 |
シンプルWiFi | 4,932円 | なし | auスマートバリュー | 無料 | クレジットカード決済 |
Vision WiMAX | 4,880円 | 2年/なし | 月額割引キャンペーン | 無料 | クレジットカード決済 |
Bic WiMAX (ビックカメラ) |
4,795円~ | なし | 月額割引キャンペーン | 無料 | クレジットカード決済 口座振替 |
ワイヤレスゲート (ヨドバシカメラ) |
4,818円 | 2年 | 月額割引キャンペーン | 0ヶ月目~24ヶ月目:1,100円 25ヶ月目:0円 26ヶ月目以降:1,100円(更新月は0円) |
クレジットカード決済 |
※月額料金は、3年契約した際の月割価格です。
WiMAXの料金の相場は4,800円くらいで、「GMOとくとくBB」は相場よりもかなり下回っていて安いですね。契約期間は基本的にないプランが主流になってきていますが、2年間の契約になるプロバイダもあるので、注意してください。
そして注目のキャンペーン内容ですが、キャンペーンを行ってないプロバイダは総じて実質月額料金が高くなっています。一方でGMOとくとくBBはキャンペーンを併用することで業界最安値の安さになっているのです。
WiMAXはプロバイダごとにWiFiの性能が異なる訳ではありませんので、こだわりがない限りキャンペーンを行っていないプロバイダと契約するメリットはほとんどありません。とにかく安いところを選ぶべきです。
WiMAXのおすすめプロバイダ3選
WiMAXのプロバイダ10社の中から、料金が安いことは当然ながら、契約期間の有無や機種が最新モデルであるかどうかでおすすめプロバイダを3つピックアップしました。
料金が安くて契約期間の縛りなし! GMOとくとくBB
実質月額料金* | 3,804円 |
---|---|
契約期間 | なし |
解約金 | 0円 |
端末代 | 実質無料 |
支払い方法 | クレジットカード決済 |
キャンペーン | 34,600円キャッシュバック 最大40,000円違約金負担キャンペーン 月額割引キャンペーン auスマートバリュー |
※月額料金はキャンペーン利用し、支払い総額を36ヵ月で割ったもの
WiMAXのプロバイダを比較し、その中でも最もおすすめなのが「GMOとくとくBB」です。GMOとくとくBBは、当サイト限定で「34,600円キャッシュバック」があるため、実質月額料金も業界最安値に抑えることができます。
提供している端末も高速通信ができる最新モデルですし、料金面・サービス面に関しては高品質の一言です。唯一のデメリットとしては、支払い方法がクレジットカードのみ…ということでしょうか。
GMOとくとくBBは、一番お得にWiMAXが契約できて、口コミでもぶっちぎりの人気があるおすすめプロバイダです。auのスマホを使っている方は更にお得なauスマートバリューが適用できます。
口座振替に対応する中だと最安値!BIGLOBE WiMAX
実質月額料金* | 4,279円 |
---|---|
契約期間 | なし |
解約金 | 0円 |
端末代 | 27,720円 |
支払い方法 | クレジットカード決済 口座振替 |
キャンペーン | 11,500円キャッシュバック 月額割引キャンペーン auスマートバリュー |
※月額料金はキャンペーン利用し、支払い総額を36ヵ月で割ったもの
GMOとくとくBBではクレジットカードを持ってないと契約できませんが、クレジットカードを持ってない人には「BIGLOBE WiMAX」をおすすめしたいです。BIGLOBE WiMAXであれば口座振替も行っていますので、自分名義の口座を所持していれば契約することができます。
実質月額料金も4,279円で、口座振替ができるプロバイダの中ではもっとも料金が安いです。キャンペーンも多く実施しており、11,500円が翌月にキャッシュバックされる特典や、2年間ずっと月額料金が割引されるキャンペーンなど、多種多様に取り揃えています。
ずっと定額で明朗会計!カシモWiMAX
実質月額料金* | 4,815円 |
---|---|
契約期間 | なし |
解約金 | 0円 |
端末代 | 実質無料 |
支払い方法 | クレジットカード決済 |
キャンペーン | 端末代0円キャンペーン 月額割引キャンペーン auスマートバリュー |
カシモWiMAXの最大の特徴は、その「ずっと定額」という料金プランです。多くのWiMAXサービスでは、1年~2年後に料金が上がる仕組みになっていますが、カシモWiMAXでは何年経っても月額料金が変わりません。
これにより、長期的な利用を考えているユーザーにとっては、将来の出費を正確に見積もることができる大きな利点があります。端末代が実質0円になる点も、初期費用を抑えたい方にとっては嬉しいポイントですね。
基本料金は、4,818円の固定です。カシモWiMAXは、明朗会計と安定したサービスを求めるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
WiMAX+5Gプランの速度制限について
一定以上の通信量を超えると低速モードになる…といった制限はWiMAX+5Gにはありません。常識を逸するような使い方をしない限りは、無制限で使えます。
スタンダードモード | 通信量に制限なし |
---|---|
プラスエリアモード | 1ヶ月間で30GB以上使うと速度制限がかかる (制限後もスタンダードモードの速度に影響なし) |
スタンダードモードは標準時に使うモードで、ほとんどの場合このモードでWiFiを使うことになるでしょう。注意したいのは、プラスエリアモード時です。
プラスエリアモードは、スタンダードモード時に電波が入りにくいときに使うモードで、auの回線を使って通信を行います。あまり頻繁に使わない方が多いですが、このモードは月間30GBまでという制限があるので使用時には注意しましょう。
プラスエリアモードを使いすぎて低速モードになった場合でも、スタンダードモードに切り替えると標準速度で利用できます。プラスエリアモードの制限解除は翌月1日です。
※通信モードの切り替えは、端末の操作で簡単に行えます。
契約前にチェックしてほしいポイント
ここからは、WiMAXと契約する前にチェックすべきポイントについて解説していきます。事前に確認しておかないと、契約後にトラブルになる可能性もありますよ。
①主な使用場所での電波を調べる
WiMAXは日本全国すべての場所で使えるわけではありません。多くのエリアで電波が通っていますが、繋がりにくいエリアもあれば、まったく繋がらないエリアもあります。そのため、契約する前に自分がメインで使用する場所が対応しているか確認してみましょう。
エリア検索は各プロバイダの公式ホームページなどで確認することができます。判定は「〇」「△」「×」とあり、「〇」であることが望まれます。一応「△」でも繋がる可能性はありますが、通信速度が遅かったり安定しなかったりするため、おすすめできません。
②契約期間をチェックする
契約前には、「どのくらいの期間、WiMAXを使う予定なのか」を考えておく必要があります。なぜなら、プロバイダによっては最低2年の利用期間があるからです。2年未満で解約すると違約金(相場は5,000円前後)が発生します。
最近は契約期間の縛りがないプロバイダが増えてきましたが、中にはまだ2年縛りとなっているプロバイダもあるため、契約前にチェックしておきましょう。
③キャンペーン適用条件をチェックする
各プロバイダが実施しているキャンペーンは、「申し込みと同時に適用されるもの」と「契約後に申請して適用されるもの」があります。まずは、申し込みと同時に適用されるのであれば自分でやることは何もありませんが、申請しなくてはいけないものは忘れがちなので注意です。
せっかく20,000円近いキャッシュバックを受け取れる権利があるのに、申請し忘れて権利が失効するのは非常にもったいないです。3年トータルの支払額も大きくなってしまいます。そして、以下のような適用条件も確認しなくてはいけません。
・どのプランに適用されるのか
・支払方法の指定はあるのか
・利用する端末の種類に指定はあるのか
・新規契約のみの適用なのか
・どのタイミングから適用されるのか
・解約したら無効になるのか
etc…
キャンペーンが適用されているものかと思ったら適用されておらずトータル料金が予想よりも高くなってしまうことも少なからずあります。とくにWiMAXはインターネット経由での契約が多いため、自分で確認することが何よりも大事なのです。
WiMAXについてよくある質問
最後に、WiMAXについてよく寄せられる質問についてQ&Aという形で紹介していきます。
Q.何日くらいでルーターは届く?
契約してからWiMAXの端末が届くまでどのくらい時間がかかるか気になる人も多いです。これはプロバイダによっても変わりますが、早いとこだと即日発送の翌日到着、遅いとこだと1週間ほどかかることもあります。平均して2~3営業日ほどで発送・到着くらいと考えておくと良いです。
ただし、申し込みが多い時期や端末の在庫が少ない時期、天災や交通事情によって大きく変化します。発送した後はプロバイダではなく配送業者の担当になるため、もしいつまで経っても届かない場合は配送業者の方に問い合わせてみましょう。
Q.機種はどれを選べばいい?
WiMAXには多くの端末が用意されています。どれを選ぶべきなのか迷うと思いますが、最新モデルは「X12」と「L13」です。
すべてのプロバイダが共通の端末を提供しているわけではないのです。次に、持ち運びができる「モバイルルータータイプ」なのか、それとも主に家で使う「ホームルータータイプ」なのかを決めます。
そこまで決まれば、基本的には最新機種を選ぶのが間違いがありません。細かい点とこまでこだわりたい人は、「通信速度」「バッテリーの持ち」「同時接続台数」から自分に合ったものを選びましょう。端末に関しては「WiMAXのルーター(機種)性能を徹底比較!一番快適でお得なのは?」で詳しく解説しています。
Q.契約後にキャンセルはできる?
WiMAXと契約した後、8日以内であれば「初期契約解除」という制度を使ってキャンセルすることができます。クーリングオフみたいな制度ですが、初期契約解除の場合はすべての金額が返ってくるわけではありません。ここがクーリングオフとの大きな違いで、
Q.WiFi機器はいつか返却しないといけない?
端末は基本的に返却する必要がありません。しかし、プロバイダの中には端末の返却が完了してから解約になる場合もあります。ただし、以下のような場合のみ確実に返却しなくてはいけません。
・UQWiMAXの「Try WiMAX」のようなお試しサービスで利用した端末
・初期契約解除を利用する場合
・プロバイダ独自のキャンセル制度を利用する場合
これらは端末の返却が求められます。指定された期間内に端末がプロバイダ側に到着するように送ると確実です。もし返却が遅れてしまったり、端末が故障していたりすると損害金などが請求されますので、事前に保管と返却期間の確認はしておきましょう。
Q.エリア圏外だった場合はどうすればいい?
エリア検索で「×」、つまり圏外だった場合にやれる対処法としては以下の2つがあります。
・Try WiMAXを利用して実際に試してみる
・ポケットWiFiで契約する
Try WiMAXとは、WiMAXを15日間試せるサービスのことです。判定では圏外だったが、実際に使ってみないと分からないと感じている人は利用してみましょう。15日以内であれば無料で使うことができます。それでも圏外で繋がらない場合は、WIMAXではなくポケットWiFiの利用を検討してみると良いでしょう。
WiMAXほどの速度は出ませんが、エリアに関してはWiMAXよりも広いです。「WiMAXのエリア検索で圏外・微妙な電波だった人向けの注意点と対策」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
そして、もし判定は「〇」だったけど実際に使ったら圏外だった場合、ひとまず以下のようなことを試してみましょう。
・端末を再起動してみる
・端末の設置場所を変更してみる
・電波の種類を変更してみる
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- どのプロバイダで契約しても、通信速度や上限データ量は同じ
- 比較する際に重要なのは「実質月額料金」と「キャンペーン内容」と「支払方法」
- 実質月額料金は4,700円以下のプロバイダがおすすめ
- クレジットカードを持っていれば「GMOとくとくBB」がおすすめのプロバイダ
- クレジットカードを持っていなければ「BIGLOBE WiMAX」がおすすめのプロバイダ
WiMAXのプロバイダを10社比較してみました。どのプロバイダにもそれぞれ特徴はありますが、やはり実質月額料金の安さとキャンペーン内容の豊富さが重要ということが分かります。
キャンペーンはいつ終了するか分かりませんので、お得な期間中に契約することをおすすめします!